南秋川 熊倉沢左俣(東沢・西沢下降) (沢登り)

 

                   2006.17       岩間 みー(記)

 

 

   前日までの大雨により各地で被害があり、前日の夕方前の天気予報では雨だった。

  私達は、増水の心配が少ない秋川流域に行く事にした。

  初めて沢に行く人を連れて「竜喰谷」に行く予定だった人達は前日に時点で中止にした。

  相変わらずの天気予報で当日は天気が良く、「竜喰谷」組は残念だった。

  

   「朝のETC通勤割引」を使って上野原まで中央道で行き、あきる野に向かって北上する。

  熊倉林道は落合橋で右に入るが、工事用衝立が置いてあった。

  橋の手前に車を止めると邪魔になるので、衝立をどかして少し中に入った広い所に車を止める。

  

   林道を20分程歩くと熊倉沢になる。念のため林道終点まで行って熊倉沢である事を確認し、

  下りやすい所から入渓して、熊倉沢まで少し戻り、作業道に上がり西沢まで行く。

  これでも通常より水量が多いのか、何度もシャワークライムとなり全身濡れる。

  最初の二俣までは面白く、いくつかある小滝はいずれもフリーで登れる。

  二俣を過ぎると水は突然なくなりガッカリする。しばらくして、また水流が出てくる。

   落ち葉に埋もれて、どれが何メートルかわからないが、小滝がいくつかある。

  こちらも時々を水に濡れながらフリーで登る。

  今日は、この沢なりに増水していたようで水が枯れてから稜線まで短かった。

  稜線に出て少し登ると熊倉山の頂上で、時間もあるのでゆっくりする。

    

   頂上を越え少し登山道を下った鞍部から尾根に沿って下降し、途中から左の枝沢に下りる。

  頂上から30分ほど下ったところで伏流となっていた水が湧き出す。

  こちらの東沢の方が水量は多いが、ずいぶん下流まで伏流になっている。

  トイ状の滝は右岸を下り、続く滝は水流の中を下りる。

  5m6mと続く滝は懸垂するが、下に降りてから見ると右岸を岩稜沿いに下りられるかも。

  ロープを必要とするのはこの滝のみ。

  最後の4m滝も水流脇を降り、このあたりからヤブがうるさくなるので橋が横切るところで作業道に上がる。

  蒸暑い中、林道を戻る。

 

  短い沢なので沢を登って沢を下降しないとホント中途半端な気持ちになるだろう

 

  だいぶ寄り道をして数馬の湯に行くが、プール顔負けの塩素消毒の臭いで鼻が痛かった。

                 ¥800

    

西沢  林道入口近く → 熊倉山 (1:50)

東沢  熊倉山    → 林道近く(1:40)

         

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