爺ヶ岳南尾根

 

  

201//15-4/16

 

        岩間 みー

2泊3日あれば鹿島槍まで往復できるだろうと爺ヶ岳南尾根から入ったのだけれど・・・

 

4/15 晴れ

事前のチェックが甘かった。4/15日まではゲートが空く時間が限られていた。

仕方ないのでゲート前に車を停めて、車道を歩いていく。今年は本当に雪が少ない。

1時間50分車道を歩いて柏原新道登山口に着いた。

雪が少ない。本当に少ない。斜面には雪は殆んどなく、夏道を歩きいく。

黄色い看板がある南尾根の分岐となり、やっと雪らしい雪が出てきて、クラストしているのでアイゼンをはく。

その後は地面がでているところが多く、根っこが出ていて歩きづらい。

雪に覆われていた去年に比べてどっと疲れるが、金曜日で人が入っていないので、わずかに残る足跡しかなくて気持ちいい。

ジャンクションピークに向かって登る尾根も、例年なら尾根の右側についた雪の斜面を登っていけるが、今年は雪が少なくて木の根が出ている雪がほとんどない尾根を歩かないとならなかった。

標高2000m少し上でテントを張る。風が強いので少しブロックを積んだ。

 

<コースタイム>

 ゲート(10:11)-登山口(12:02)―(15;47)2000m付近テン場

 

4/16 晴れ

昨日の風も止んで、穏やかな日だ。

クラストしているのでアイゼンを履いて、尾根の東側の雪の斜面を登っていくが、途中で雪が少なくなって尾根に出た。

アプウダウンを繰り返し、小ピークの登りとなるが雪が全然ないのでアイゼンをはずして登る。

爺ヶ岳南峰への登りも雪が全くないまま頂上に着いた。

鹿島槍が大きく見える。ここでアイゼンを履いて中峰に向かうが、ところどころ雪がなく、アイゼンをつけたままで歩きづらい。

中峰まではまだ良かったが、北峰を越えて鹿島槍に行こうと思ったが、雪が途切れ途切れで尾根を歩いていけない。

といっても夏道は尾根通しについていないし、雪はついていたり、凍っていたりと出ている訳ではなく、これでは一日で往復できないので、中峰で引き返す事にした。

小ピークから下りたところで、日帰りで登ってきた人に会う。

 その後も続々と登ってきた。スノーボーダーやスキヤーもいた。

今日中に下山できるし、明日の天気予報は悪いので下山する事にした。

みんな歩いてボコボコになった雪の上を歩いて下った。

岩間が空身で車をとりにいってくれたので、フキノトウを採りながら待った。

1時間足らずで戻ってきた。元大町市民浴場のすぐ近くの蕎麦屋に入ったら、思いがけず美味しかった。

温泉に入って、豊科で栗おこわを買って帰った。

 

<コースタイム>

テン場(5:45)-爺ヶ岳南峰(7:59)-中峰(8:36)-(10:44)テン場 ―(13:22)登山口

 

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