平湯~安房山

 

201/3/162013/3/17

 

 

 

 

 

3/17 晴れ 後ち 曇り 夜は雪

春山の一番よい点は、花粉がない事だ。マスクも要らないし、お酒を飲んでも鼻水がでない。

山梨を出発する時は、花粉のアレルギーで充血した目も平湯に着いた時は、すっかり充血がとれていた。

当初は中房温泉側から安房峠に行く予定であったが、入口にコーンが置いてあって旧道に入れなかった。

今日はノーマルタイヤで来たため、あかんだな駐車場までは上がれず、「ひらゆの森」に車を停める。

スノーシュー背負って「ひらゆの森」を出発する。あかんだな駐車場まで除雪されていたが、その先のゲートから除雪はなし。

スノーシューをつけて旧道を少し歩き、大きく回り込む旧道をシュートカットして雪の斜面を登る。

暫く旧道を歩いていくと安房平となり、旧道を外れて安房峠を目指す。

東に向かう送電線に沿って樹林が切り開かれた安房平を少し歩き、送電線の方向が変わっても、そのまま東に進み、傾斜が緩そうな斜面から旧道に出る。

旧道は峠が近くなるにつれて、雪が道を覆って道は雪の斜面になってしまい、アイゼンに履き替える。

アイゼンに履き替えたら足が沈む。

時間があれば、今日のうちに安房山かアカンダナ山に登るつもりでいたが、ちょっと時間が足りない。

安房峠の少し手前の旧道の上に、ブロックを積んでテントを張るが、温かいし時も間あるので、ゆっくり幕営の支度をしながらお酒を飲む。

昼過ぎまでは晴天であったが、だんだん曇ってきて、そのうち風も強くなってきて雪が降り出した。

たくさん雪が降ったら、旧道の斜面の雪が心配なので、明日はどこにも登らず、暖かくなる前に下ろって、お蕎麦を食べておやきを買って帰ろうと決めて寝る。

 

<コースタイム>

ひらゆの森(9:55)-(10:24)ゲート―(11:57)安房平―(1:30)安房峠

 

 

3/18 晴れ 

朝、起きると晴天であった。雪も1~2センチ積もっただけであったので、雪が腐る前に安房山に登ることにした。

出発からアイゼンをつけて、鉄塔に向かって急な斜面を登る。明確でない尾根の斜面は傾斜が強く、雪屁も出ている。

樹林が切れたところからは、前穂の北尾根がよく見えた。

稜線に出ると尾根は東に向きを変えて傾斜が緩くなる。

安房山の山頂手前でもう一度、傾斜がきつくなって山頂に付く。

下りは自分達がつけたアイゼンの跡を拾いながら引き返すが、十国山方面から縦走してきたら、わかりにくい下りだと思う。

テントをたたんで、アイゼンを履いて旧道を下る。

登ってきたところより手前で安房平に下れそうな斜面があったので、アイゼンのままどんどん下っていくと、送電線よりやや南の安房平の奥の雪原に降りた。

スノーシューに履き替えて雪原を横切り、旧道に出た。

 旧道には2人のスノーシューの跡とスキーの跡があった。

下に平湯の町が見えるあたりでスキーの人は急斜面の樹林帯を滑り降りたようだ。

スノーシューの跡は暫く続き、スノーシューを外して旧道をシュートカットして斜面を下っていた。

私達は自分達が登ってきたトレースらしき所をアイゼンに履き替えて下ったつもりであったが、あかんだな駐車場の目の前に出た。

アイゼンを外して、「ひらゆの森」に戻る途中でフキノトウを少し収穫し、ノンアルコールビールを飲み干して温泉に向かう。

沢渡で目的の手打ちそばを食べ、松本でさかたのおやきを買って、山梨に戻った。花粉の世界に戻って来てしまった。

 

<コースタイム>

安房峠(6:58)-(8:38)安房山―(9:23)安房峠(10:05)―(1:30)ひらゆの森

 

 

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