鳳凰:地蔵岳ピストン
2011/12/10~11
岩間 みー(記)
12月10日 晴れ
今年は今のところ雪が少なく、今週中に里山でも雪が降り、やっと盆地の周囲の山並みは白くなった。
御座石鉱泉辺りは、地面の枯葉の上に少し雪が残っている程度であった。
家から見るとそれなりに甘利山まで白くなっていたが、なかなか雪は深くなっていかない。
誰も歩いた跡のない登山道であったが、旭岳の手前でやっとスパッツが必要な積雪となった。
凍った地面の上に枯葉、その上に雪がのっていて滑ってしまい登りにくく、燕頭山の手前でアイゼンをつけた。
今回の目的はトレーニングと離山を見る事であったが、燕頭山の山頂付近の木々の合間から離山が見えた。
その後も雪は踝上くらいの深さのまま鳳凰小屋となった。
冬期小屋を覗いてみるが、冬期小屋に泊る人がいたら気の毒なので、風を避けて小屋の物陰にテントを張った。
暗くなる頃、外で声が聞こえ、冬期小屋に入ったようだった。
<コースタイム>
御座石鉱泉(8:15)-燕頭山(11:53)-(14:23)鳳凰小屋
12月11日 晴れ
朝5時過ぎに起きて出発。指先は冷たいが、歩きだしたらそんなに寒くなかった。
樹林帯の中を歩いていくと、雪は徐々に深くなっていって膝下程度のラッセルとなったが、樹林が切れると雪は飛ばされ、クラストした雪の上は歩きやすく、まっすぐ登っていく。
オベリスクを登っていくと、一番高い岩峰から細いシュリンゲがたれていたが、この風の中、細くてよれたシュリンゲを持つ気も起きなかったので登るのは止めた。
風が強いので休まずに引き返し、樹林帯まで戻って一休みした。
日帰りでオベリスクにトレーニングにきた男性と、自転車で御座石鉱泉まで来たパワフル外国人2人組みが登ってきた。
小屋に戻ってテントを回収して、登ってきた登山道を下った。もう少し雪が積もったほうが歩きやすそうな下りであった。
<コースタイム>
鳳凰小屋(7:24)-(8:45)地蔵岳―(9:28)鳳凰小屋―(14:43)御座石鉱泉