八ヶ岳 阿弥陀中央稜 4月4日 曇り 岩間 みー(記) |
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朝5時30分に家を出て舟山十字路に向かう。舟山十字路までの林道の雪はすっかり溶けていた。
ゲート前に車を停めて林道を歩いていくと雪が出てきた。
舟山十字路に停めてあった車のパーティーのものと思われる足跡があった。
その足跡は阿弥陀南稜方面に右に曲がっていった。中央稜へは先週末くらいに歩いたトレースが残っていた。
私達は中央稜に向かうため、更に林道を真直ぐ進む。
林道が終わり河原沿いの登山道となるが、赤テープやペンキや境界改めのプレートが沢山あり、道はわかりやすい。
堰堤手前で左岸に渡って河原沿いを歩いていく。ツルツルのアイスバーンのためアイゼンをつけた。
やがて広い台地のある二俣になった。
左俣の赤テープに沿って歩いていくと、境界改めの目印はかなりの急斜面を登っているので、
もう少し傾斜が緩い尾根の末端に引き返して取り付いた。
踏跡や赤テープが全くない斜面を暫らく登っていくと境界改めからの道と合流し、しばらく急傾斜が続く。
明確な尾根に出ると傾斜が緩くなり、やがて右俣の途中から登ってくる登山道と合流した。
ここまで登っても雪はほとんどなく、アイスバーンだ。
また傾斜がきつくなってくると、迫力ある大きな下部岩峰が近づいてくる。
この辺りからは、少々雪が増えてきて雪山らしくなってきたがラッセルする程の雪はない。
雪の下はアイスバーンで滑りやすいので、ストックからピッケルに持ち替えて、岩峰の基部を右から巻く。
次に出てくる上部岩峰は左から巻く。
まず、斜面をトラバースし、アイスバーンの急登をシングルアックスで登る。斜面のトラバースでは一瞬ためらってしまった。
稜線に出ると、また雪はなくなり、登山道には氷だけが残っていた。
どんどん高度を上げていくと、御小屋尾根と合流する。阿弥陀南稜から来たパーティーがいた。
今日は午後から雨の予報。蓼科山にもガスがかかり始めてきたので、山頂には行かず御小屋尾根を下る事にした。
急斜面を下っていき、傾斜が緩くなると樹林帯になった。樹林帯に入ると中央稜になかった雪が何故か沢山あった。
今日はクラストしているので嵌まる事はないが、昨日歩いたと思われる足跡はズボズボと嵌まっていた。
どうして御小屋尾根には雪があるのか不思議だった。
徐々に雪は少なくなってきて、またアイスバーンの上に雪がのっている状態になった。
御小屋山頂をだらだらと登り返し、標識通り舟山十字路の登山道を下っていく。
登山道の氷がなくなったのでアイゼンを外したが、唐松の落ち葉の下の地面は凍っていてツルツル滑った。
登山道は途中で林道になっていた。ここ最近の伐採のために開かれたようだ。
林道を歩いて舟山十字路まで戻る頃には雨が降り始めた。
今日は、アイスバーンの上ばかり歩いて、膝や腰が痛くなってしまった。
<コースタイム>
舟山十字路(6:45)−尾根取付(8:18)−右俣の尾根からの合流(9:26)−(10:38)上部岩峰−稜線(11:15)−(14:07)十字路