秩父槍ヶ岳 2012年12月1日(土)〜2日(日) メンバー 岩間 みー この丸いのが秩父槍ヶ岳→ |
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12月1日(晴れ 後ち 吹雪 後ち 曇り)
地図を見ていたら秩父槍ヶ岳と立派な名前がついている事に気が付き、昭和の地図には破線であるが登山道が載っていたので、行ってみる事にした。
最近は相原橋から沢沿いに大きく巻いて登っているようであるが、タツマノ尾根を下るなら中津川のキャンプ場から登るのが一番便利そうであった。
中津川の交番隣の駐車場に車を停めて、キャンプ場少し下流から沢沿いの道に下りて仮橋を渡る。
仮橋から水面を覗くとイワナの稚魚が何十匹と群れていた。こんなところでも細々と生き延びている。
橋を渡ったところにある諏訪神社から尾根沿いの急な踏跡を辿っていくが、右下からの立派な登山道と合流。登山道は右から巻いていた。
暫くは歩きやすい道が続いて右の尾根にのる。沢を渡って斜面が急になって道が九十九折になると、土はグズグズでガレた上に落ち葉が積もった急登となって歩きにくい。
稜線が近づいてきたら雪が舞ってきて、暫くしたら吹雪になってしまった。
12月といえども、こんな低山で雪が降るとは思っていなくて、とりあえず秩父槍ヶ岳の山頂までは行こうという事となった。
秩父槍ヶ岳の山頂は中津川から登ってきた稜線とは少し離れているため、分岐に荷物をデポして、少しのアップダウンを繰り返し山頂までいく。
山頂で記念撮影をしているうちに雪は止み、青空が少し見えてきた。
天気も回復してきたので、分岐まで戻ってシャクナゲ尾根に向かって進む事にした。
相原橋の分岐までは道がしっかりついている。その先も立派とは言えないが道は明確についているようであるが、雪が少し積もって道がわかりにくくなった所もあった。
天気の回復で溶けた雪が、今度は気温が下がってきて、地面が凍ってしまってよく滑る。
アップダウンの繰り返しの稜線であるため、アイゼンなしの急な下りで気を使う。
1056.9mのピークからシャクナゲ尾根に入って白泰山避難小屋まで登る予定であったが、出発も遅かったし、その後も続くアップダウンの繰り返し。稜線まで抜けてもアイゼンなしでは明日の下りも大変なので1056.9mのピークからタツマノ尾根の登山道に出て下る事にしたが、明確だった踏跡はすぐに急斜面の中に全く消えてしまい、登山道にうまくでられずタツマノ尾根をダイレクトに下る事となった。
尾根上を下っていると下に登山道らしきものが何度も見えるが、凍った急斜面で登山道とは確定できないので斜面を降りずに、尾根を忠実に下っていく。
やがて小さな岩峰ぽいところに行き当たり、左の斜面を下りて偵察にいくとすぐ下に登山道があった。
もう、中津川まではそんなに時間はかからないだろうか、間もなく暗くなるので、風を避けて樹林の中でテントを張る。
一晩中、強風が吹いていた。
<コースタイム>
中津川交番前(8:45)−秩父槍ヶ岳(11:29)−相原分岐(12;20)−1056.9mピーク(13:40)−ビバーク(16:10)
12月2日(晴れ 後ち 吹雪 後ち 曇り)
朝はゆっくり起きてテントを回収して下っていくが、誰も登ってこない。
落ち葉で隠れた登山道の下りはわかりにくい。下っていくと吹きさらしの展望小屋があり、更に下っていくと中津川林道に出て、交番横の駐車場に戻った。
<コースタイム>
ビバーク(7:45)−中津川交番前(9:40)