北アルプス縦走

 

 

平成219813

メンバー 2名:友人M、ヨーコ(記)

 

単独で8日から14日までの予定だったが、同行したいという友人がおり、2人で歩くこととなった。

二日目から友人Mの体調が悪くなり、大幅に予定を変更

(当初の計画では、水晶小屋から雲ノ平キャンプ場へ、その後、軽荷で高天ヶ原温泉へ、 

翌日に鷲羽岳、黒部五郎キャンプ場泊、翌々日に黒部五郎岳・三俣蓮華岳・双六岳、双六小屋泊の予定だった)。

 

 

7日(月)東京の友人Mさんと信濃大町駅近くの旅館に泊。

 
8日(火)天気:晴れ時々曇り

640高瀬ダム着(タクシー)

1155烏帽子小屋キャンプ場(泊)烏帽子岳

 

トンネルを潜り、つり橋を渡り、ブナダテ尾根を登る。

急登でザックの重さが数倍に感じられ、ゆっくりと登った。

数パーティーの下山者とすれ違うものの、登りは私たちだけで、静かな登山道だった。

12時前に小屋に着き、すぐにテントを張った。12時半に小屋を出発し、烏帽子岳をピストン。

2時にテントに戻り、友人や他のテント泊の方々とのんびり宴会…。そして早々と就寝した。

 

 

 
9日(水)天気:快晴

545 烏帽子小屋キャンプ場発

730三ッ岳

950野口五郎岳

1250水晶小屋(泊)水晶岳

 

雲ひとつ無い恵まれた日、烏帽子岳を背にし、左手には槍ヶ岳をみつつ、気持ちよい稜線歩き。

途中、トレラン男性数名や烏帽子へ向かう登山者にすれ違うものの、この日も静かな山歩きができた。

最後の水晶小屋手前の登りはかなりきつく、休み休みゆっくりと歩いていると、

小屋の前でビールを飲んでいたと思われる方から大声で「後ちょっと!」と応援された。

水晶小屋は改装されたばかりでとてもきれい。

この日の小屋は、10名以上の団体が2階にもぎっしり…だったが、私たちは1階をゆったりと使わせてくださり、小屋の方に感謝。

夜、友人の体調が崩れ、明日は、計画の雲ノ平を変更し、高天ヶ原へ高度を下げることにした。

 

 

10日(木)天気:曇りのち晴れ

600 水晶小屋発        930高天ヶ原山荘(泊)

 

起床後に友人の体調を確認、朝食を済ませゆっくりと出発。

この日の朝はかなりガスっており、小屋に泊まっていた団体は出発を遅らせるなどの対応をとっていた。

歩き出して1時間ほどするとガスもとれ、下りてきた登山道も少しは見えるようになってきた。

友人の体調も少し回復したらしく、「体が楽」だとのこと。

 
高天ヶ原からきた、という女性パーティーひと組とすれ違ったものの、やはりこの日もしずかな登山道。

9時半に山荘に着き、休憩。友人の体調回復を願いながら、山荘や温泉でのんびりと過ごした。

 

 

 
11日(金)天気:晴れ

 535高天ヶ原山荘発

1035祖父岳

1250鷲羽岳

1400三俣キャンプ場(泊)

 

友人の体調も良くなり、5時半ごろ山荘を出発。

工事中の雲ノ平山荘付近は、ペリコプターが何往復もしており、ものすごい砂が飛んできた。

そこから祖父岳と鷲羽岳へ。鷲羽岳を登っているときに、再び友人の体調が悪くなった。

脈拍や顔色をチェックしながら休憩と歩きを繰り返し、三俣山荘へ向かう。

小屋に着き、すぐ、小屋の方に状況を話すと、温かいうどんとお茶を彼女に下さった。次の日に備え、早々と就寝。

 

 

12日(土)天気:雨

停滞

 

早朝から暴風雨のため、身動きしないことにした。キャンプ場に居た他の方々も同様、停滞した。

小屋泊まりの半数以上の登山者も延泊した。友人は、一人で下山。

 

 

13日(日)天気:曇り時々晴れ

800 三俣キャンプ場発、新穂高へ下山

 

結局、雨は朝まで続き、7時頃に止んだ。テントは濡れていたがすぐさま撤収し、新穂高へ。

下山の途中、何人もの方に、「昨日の嵐がどうだったか」「遭難者が出たそうです」「ものすごい風だったらしいですね」などと声をかけられた。

下山後、友人と連絡が取れ、無事を確認でし、安心できた。

 

 

 

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