朳差岳山行
参加者 K野(記)、H美
山行日 平成21年8月16日〜18日
朳差岳山頂から頼母木山、飯豊主稜線方面
朳差岳は、飯豊連峰の最北にある山で、随分遠いというイメージを持っていた。
しかし、ガイドブックや地図をよくよくながめていたら、山梨からでも夜行1泊2日ぐらいで十分行けそうだったので、
休みのあったH美さんと出かけてみた。
8/16(日)
韮崎 20:00
道の駅胎内 25:00
混雑している上り車線を見ながら、高速を上越、新潟経由で順調に山麓の胎内市へ。
道の駅で仮眠をとる。
8/17(月)
道の駅発 5:00
奥胎内ヒュッテ着 5:50 発 6:10 乗合タクシーにて
足の松尾根登山口着 6:30 発 7:00
大石山着 12:00 発 12:30
頼母木小屋着 13:00
頼母木山往復 14:30〜16:30
奥胎内ヒュッテから足の松尾根登山口行きの乗合タクシーになんとか間に合い林道歩きの1時間をクリア。
このタクシーは土日、祝日のみの運行と聞いていたが、平日も朝6時と夕方4時ごろ運行するとのこと。
ダム工事でダンプが往来している道なので随分助かった。
登山口付近は、深いブナの樹林帯。のどかな道を5分ほどで、いきなりロープのハッタ急坂となる。
飯豊はこれまで登山口を変えて3回登っているが、どこも上り始めは急登だった。ここもやはり楽ではなかった。
やっと訪れた真夏の日差しの中、標高400m台からロープや木の根をつかみながらの登りは結構キツイ。
最初の休憩ポイント、姫子の峰という800mぐらいピークまでに体中の水分をほとんど出してしまったような気がする。
しかし、姫子の峰からも、岩稜やブナ林の急登が続き、まだまだ汗を絞り出す。
登山道の右側はるか下に頼母木川のゴルジュがよく見える。難しいだろうか。飯豊の沢だし、まず行くことはないだろうが。
予定より若干オーバーしたが、12時になんとか飯豊稜線の大石山へ到着。
当初は、朳差岳避難小屋で新潟方面の夜景でも見ながら一夜を過ごしたいと思っていた。
が、頼母木小屋の方が、ビールも売ってるし、冷たい水も飲み放題と下山者がみんなすすめるので、
大石山についた時には気持ちはすっかり頼母木へ。
大石山でしばらく休憩後、朳差岳は明日ということにして、ビールと冷たい水を求めて、逆方向の頼母木小屋へ向かう。
大石山からは、飯豊の稜線らしく、シャジンやトリカブトなど紫色の秋の花の道となっていた。
頼母木小屋は、草原の稜線に立ち、なんとも雰囲気のいい小屋だ。沢から引いている水は確かに冷たくて最高。
飯豊の小屋にしては贅沢な気もする。
小屋で小休止後、頼母木山へ登るが、この稜線も、明るい草原で実に気持ちがいい。
小屋が取水している沢は、東俣川で、下流はたぶん大変だと思うが、小屋付近から見える上流部だけの遡行なら楽しそうだ。
H美さんは、イイデリンドウがたくさんあると喜んでいた。
小屋に戻り、雲上に頭だけ出している朳差岳を見ながら、小屋の前で、ビールと夕食をのんびり楽しんだ・
夜中の降るような満天の星や流れ星は、ほんとうに久しぶりに見た。
8/18(火)
頼母木小屋発 5:50
朳差岳着 8:00 発 9:00
大石山着 10:30 発 10:50
登山口着 14:10
奥胎内ヒュッテ着 14:50 発 15:20
杉村温泉 16:20 発 17:30
高速IC・東巻潟 18:40
韮崎着 22:30
雲ひとつない快晴の中、朳差岳へ向う。途中鉾立山の急登にひと汗かいて、なんとかほぼコースタイムどおりで朳差岳へ到着。
花と草原の山頂の雰囲気もいいが、昨日登った頼母木山から飯豊本山までの折り重なる稜線が素晴らしかった。
飽きない眺めで、もっと居たかったが、帰りのしんどさを考え、1時間ほどで頂上を後にする。
帰りは、また昨日同様の酷暑の中、ただただ無心に下った。
登山口には、2時ごろ到着。タクシーまでは時間があったので、林道を歩くことに。
ダム工事のため、上り下りともひっきりなしに通るダンプにあおられながら、40分ほどで、ヒュッテについた。
帰りは、五頭温泉郷の杉村温泉で汗を流した。うれしいことに?体重が3kg近く減っていた。