日時 2016211日(木・祝)

 日帰り

参加者 細田(単独)

温井(9:00)− 鍋倉山山頂(11201150) − 温井(1300




今年は非常に雪が少なく、建国記念日にも関わらず、飯山周辺の積雪は20cmくらいしかなく、ところどころ地肌が見えていたりする。

温井の除雪終了点も路肩で1mくらいしかなく、通常の半分程度だと思う。

まあ、今回に限っては、9日、10日と降雪があり、この日は高気圧が来て快晴の予報と条件はバッチリ。

前夜飯山市内泊で、朝もゆっくりしたので現地到着は830くらい。

すでに10台程度の車が止まっており、支度中のパーティーも2組。天気は回復して青空が見えてきた。

出発は9時。

この日、スキーを履いて脛程度のラッセルだが、先行パーティーのおかげで高速道路並みのトレースがついている。

トレースを追いかけている限り、ラッセルは全くない。

下の方はかなり藪がうるさい。滑って降りるのは結構大変そうだ。
登山道を上がって一度林道に出て、再び左に入る。
この先の橋を渡るところが通行止めにしてあったらしいが、雪が増えてわかりにくくなっている。

トレースも橋を渡っているので、私も利用させてもらう。
山小屋を過ぎてしばらく進むと、トレースが分かれている。

メインのトレースは東尾根に向かっているが、前を行くパーティーは北東尾根に向かっている。

私は東尾根を登るトレースを利用させてもらう。
順調に高度を上げていき、1000mあたりでようやくブッシュの埋まった見慣れたブナ林の景色となる。

このあたりまで来ると雪もパウダーのまま残っている。
途中、4人組のボーダー集団を追い抜く。彼らはスプリットとスノーシュー。
まだ前に7〜8人はいると思うのだが、誰も下りてこない。やはり、下部のブッシュを嫌って北面滑降〜トラバースのルートをとっているのだろう。
上部の緩斜面を北東尾根の方に回り込んで登り(北面を見に行っただけで特に理由はない。)、あっけなく山頂に到着した。

結局、休みらしい休みもとらずに登ってしまった。

山頂は天気も良く、展望もOK。妙高が大きい。ここまで来ると、左側が妙高で右側が火打である。いつも見る景色と逆だ。
先行が2名、ほぼ同時に着いたボーダーが2名。後から白人カップルが2名、駐車場で朝会った日本人カップル(女性はスノーシュー)も来た。

この時期は人気の山である。
とりあえず、シールをはがして休憩。ポットの紅茶を飲み、パンを食べる。快晴無風状態ですごく気持ちが良い。

数時間くらいここで寝ていても良いような天気なのだが、パウダーには賞味期限がある。

ボーダー2名と、先にいたテレマーカーが北面に飛び込む。もう一人のスキーヤーは東尾根を下りるようだ。
そのうちに、ぞくぞくと白人がやってくる。あとから来たカップルに聞いたら、10人くらいいるらしい。

さて、滑りますか。 バックルを締め直し、スキーを履いて、北面に滑り込んだ。
快適なパウダーだ。傾斜も申し分ない。標高差で200mくらいを一気に楽しむ。
短いが満足できる滑りだった。

谷底が近くなってきたら、右へトラバース。あまり下に行かないように滑ったが、おそらく谷底を滑ってもあまり違いはない。
歩きを敬遠したので、山小屋には向かわず、左岸をトレースして車道に出た。
登りでスノーモービルの走行音が聞こえてきていたので、おそらくトレースがあるだろうと思ってのことだったが、やはりトレースがあった。
ここからは大回りだが車道を滑り、車に戻った。

少雪のシーズンだが、今回のスキーは条件に恵まれ、満足のいくものとなった。

  

                    

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