富士山:剣ヶ峰大沢(岩樋部)
10月24日(日) 岩間 田中 吉田 みー記
曇り 後 雨
山梨の開拓クライマーから「面白い岩場があると」今年の春に教えてもらった。開拓クライマーは神出鬼没である。
朝6時に竜王役場に集合し朝霧高原に向かう。
墓地公園は9時開園らしいので、以前教えてもらった右岸沿いの林道から入る事にした
朝霧の道の駅を南下し、人穴から養鶏団地方面に進み、相田桜通りを右折する。
やがてメイン通りは左にカーブするが、真っ直ぐダート道に進み、あとは道なりで、鎖が張ってある所に車を停める。
フレンズ・ナッツ・ピトン・アブミにユマール。いったい何処のビッグウォールを登るのかという装備で、
草に覆われた踏跡を大沢に向かって歩いていくと、10分程で土石流監視カメラがある所に出る。
ツルツルに磨かれたトイ状の小滝とチョックストーンの小滝の連続で、クライミングシューズで登った方が楽であるが、
小滝の小滝の間は泥が堆積しているので、やっぱり沢靴の方がいい。
出だしがえぐられていて、何度もショルダーになるだが、どうしても土台になるのは一番大きい田中社長。
残置がないので、ピトンを打ったり、フレンズ・ナッツをセットし、アブミを使ったりと、なかなか楽しい。
ゴルジュ先のハングした巨大チョックストーンは登れそうであるが、天気が芳しくないので先を急いで巻く事に。
少し戻って左岸から巻こうとしたが、落ち葉とドロが積もっていて、なかなか厳しい登りになる。
30mロープほぼいっぱいだったので、後続の私達はユマールで登る。核心はここまでらしい。
懸垂一回で沢に戻り、相変わらずトイ状の滝を突っ張りで登っているうちに、霧雨が振り出してきた。
ハングした2段大滝を右岸から高巻き、シュルダーと突っ張りを繰り返しながら進んでいくが、
確信も越えたし、雨が強くなってきたので、左岸に上がり、踏跡を辿って入渓点に戻る事にした。
植林の林だったのでキノコは諦めていたのだが、アカモミタケが畑のようにボコボコ生えていて、クリタケやチャナメも採れた。
大沢=大沢崩れと思っていたが、意外にも面白いゴルジュ。何百年・何千年とかけて削られたツルツルのゴルジュは神秘的。
巻こうと思えば巻けるし、帰ろうと思えば左岸に上がれば帰れるし、残置がないので、ルート工作が楽しめます。
近くには「風の湯」¥800があって、温泉でないかもしれないが、掛け流しでとても気に入りました。
<コースタイム>
車止め(8:55)−(12:44)引き返し地点―(13:55)車止め
ピトンを打ってアブミで越えます |
岩の隙間からCS滝を上がります
狭い穴から這いずり出します |
ゴルジュの行き詰まりの滝 下から見るより悪い巻きでした
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ショルダーで立ち上がります。 |