木曽駒ケ岳:東横川   (沢登り)

 

             岩間 田中 細田   みー(記)

   

   2010/8/22(日)     ガス切れると晴れ

         

 連日の猛暑に耐えかねて「涼しい所に行こう」と、西横川は全員行ったことがあるので東横川に行く事にした。

混雑する前にバスに乗るため、朝5時に竜王役場を出発したが、菅の台の駐車場は既に満車。

向かいの民家も、1日500円で駐車場をやっていたので、そこに停める。

タクシーの運転手に「バスより一人150円高いけど、待ち時間なしでいける」と声を掛けられタクシーに乗る。

入渓点の「しらびそ橋」で下ろしてもらい(タクシー3700円)、橋のたもとから入渓する。

 右から入る沢を見送り、巻きが少し悪い堰堤を越えて歩いていくと西横川と東横川の二俣となり、私達は水量の多い東横川に入る。

白い水しぶきを上げる小滝を左から越えると、ナメ・ナメ小滝が続くが、少しするとゴーロになってしまった。

崩壊したガレが沢を埋めていて、僅かに小滝やナメが出てくる程度で、傾斜のあるゴーロ歩きは苦痛だ。

 最初の二俣は、本流の左俣には小滝がかかっていて、小滝を2つ越えるとまたゴーロ。

「あ〜やっぱりゴーロ」とあきらめかけていると、ナメ・小滝が連続するようになる。

水しぶきを浴びる快適な小滝が次々あらわれ、暑い夏には気持ちいい。

大きな滝はないので、使っても補助ロープでぐんぐん高度を上げる。

 奥の二俣で本流の左俣に入る。ロープウェイ乗場に続く廃道は、この二俣近くにあるようであるが、見つける事はできなかった。

暫らくすると水がなくなり、沢形に沿って登っていくが方向は西に向いている。これでは登山道と平行して伊那前岳を登っていく。

登山道が近い北に方向を変えようとするが、時既に遅し、ハイマツの藪のため北に方向を変えられず、そのまま沢筋を詰める。

沢形がなくなり、やがて背丈ほどのハイマツ帯となり、登っても登っても上が見えてきて嫌気がさす。

登山道に抜けるには最後の二俣を右に行ったほうが良かっただろう。

やっと登山道にでると、伊那前岳の肩(地図上で登山道が回りこんだ上)であった。

ここまで登ってきてしまったので、うどんや峠経由で下りるより、待ち時間覚悟でロープウェイ乗場に向かう。

宝剣岳に行った事がない2人は宝剣岳に向かい、私達2人はロープウェイの整理券をもらうために先に下りると2時間待ち。

 長い待ち時間のあと、ロープウェイ・バスを乗り継いで車に戻り、早太郎の湯に入って、ソースかつ丼を食べて帰った。

 

<コースタイム>

しらびそ橋(7:20)−(8:49)最初の二俣―(10:39)奥の二俣―(12:15)稜線大休止−(13:51)ロープウェイ乗場

 

    

      下流部のナメ小滝                上流の小滝                 稜線はまさに夏山

      

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