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大洞川:荒沢谷 (沢登り) 岩間 みー(記) 2010/7/3・4 曇り ←水しぶきをたてている沢 |
7月3日(土)曇り
この週末はなんとか天気が持つ事を期待して、今年初の泊まりの沢に大洞川に行く事にした。
増水しても添道がある荒沢谷からオオカミ谷を下降する予定で、車で大洞林道に入る。
荒沢橋脇にある広場に車を停めて沢を覗いてみると、白濁した水が轟々と流れていて引いてしまった。
地元のおじさんの話によると、毎日午後になると酷い雷雨に襲われているそうだ。
菅ノ平のテン場まで添道がついているので「焚き火だけでもできれば」と行ってみる事にした。
以前は、豆焼沢が増水で登れず転戦してきたが、その時でさえ沢通しに歩いたのだが、今日はとても沢通しで歩けない。
アップダウンのある添道を歩いていくが、水をたっぷり吸ってグズグズになった斜面に気を使う。
アシ沢と桂谷を横切る時だけ水に入るが、後はひたすら添道をいく。
こんな状態なので、竿を出せるポイントもほとんどないが、水も濁っているので竿を出してみた。
岩間が22〜3cmの丸々としたイワナを2匹釣った。私はやっぱり釣れない。御神楽沢くらいでないと釣れないよ〜
だだっ広い菅ノ平にタープとテントを張って、焚き火の支度をする。
びしょ濡れの焚き木は、なかなか炎が上がらず燻り続けたが、薪が乾きだした途端に大きな炎があがり、焚き火は成功。
一年ぶりとなる岩魚の焼枯らし、小林牧場のホルモンも焚火で焼いて、美味しい食事を楽しんだ。
そろそろ眠くなった頃に雨が降り出したのでテントに入った。
7月4日(土)曇り
昨夜から降り続いた雨は、明け方まで降り続いた。
昨日の夕方には少し水量が減っていたのだが、また朝と同じくらいの水量に戻っていた。
大した降り方ではなかったのだが、もう山は飽和状態で、雨は地面に浸み込まずに、沢に流れ込んでしまうようだ。
荒沢谷を登りオオカミ谷を下降する予定であったが、ここでまた一降りあれば、たちまち大増水になってしまうので、
オオカミ谷の出合あたりまで行ってみる事にしたが、水量が多く渡渉点を探しながら遡行した。
テン場に戻り、今日も添道沿いに歩いたが、グズグズの斜面は下り気味に歩くので、昨日より気を使う歩きだった。
予定とおりにはいかなかったが、焚き火で岩魚の塩焼きもきたので良しとし、三峰神社に寄って帰った。