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奥秩父 大血川:石楠花沢 右俣〜左俣 (沢登り) 岩間 田中 細田 みー(記) 2010/6/6 晴れ |
今まで行った事がない大血川流域に行ってみる事にした。
朝5時半に竜王役場に集合し、雁坂トンネルを越えて旧大滝村に入り、大血川林道に向かう。
林道入口には「この先トンネル手前で通行止め」となっていたが、トンネルはずっと先にあるようだ。
林道が沢沿いから離れる所が入口。広い路肩に車を停めて、導管がつけられた巡視路を歩いていく。
右からタカノス沢、次に奥秩父らしい苔むしたワレイワ沢が入ってくる。
ワレイワ沢の方が水量もあり綺麗なので、この時は少しガッカリした。
石楠花沢に入り、暫く歩いていくと二俣となり、右俣に入る。
30m大滝は左のルンゼ状から登り、岩壁を左から巻くように上がり、最後はお助けロープで懸垂で沢床に下りる。
チョックストンがある小滝は抜口が非常に悪く、上からロープを出してもらう。
その後に次々と現れる小滝はロープ不要で、よく滑るナメ小滝、岩のトンネルをくぐって登る滝、トイ状の滝やら
「冷たい冷たい」とシャワーを浴びながら登ったりと、変化に富んだ楽しい滝登りの連続だ。
途中で倒木が詰まって歩きにくい所もあったが、予想を覆し面白い。
ガイドブックでは、途中で右俣に入っているが、水量の多い本流を、忠実に長沢山に向かって登った。
本流は、苔むした小滝がいくつもあり、水量もかなり上まであった。
少しガレた斜面を登っていくと、藪漕ぎもなく、長沢山山頂近くの登山道に出た。
山頂で少し休んでから、尾根を挟んで反対側の樹林帯を急下降していくと、やがて水流が現れる。
上部の大滝は左岸の林の中を下り、落石が多い枯れた枝沢に出て、沢床に戻る。
出合の大滝も右岸から簡単に下りられ、ロープなしで下れる、まさに下降のための沢であった。
あとは、巡視路を歩いて車まで戻った。
ワレイワ沢との分岐では、ちょっと物足りなさそうな沢に見えたけれど、実際はとても楽しい沢であった。
<コースタイム>
車止め(8:01)−石楠花沢二俣(8:44)−登山道(12:00)−(12:08)長沢山(12:28)−
石楠花沢二俣(14:29)−車止め(15:07)