上越 ナルミズ沢
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<行き先> 朝日岳 H=1,945m
<山行日> 2009.07.20(海の日)
<天 気> くもり時々晴れ
<メンバー> K野 ヨウ M本(記)
<コースタイム> ゲート ⇔ 朝日岳山頂 登り=7:30 下り=4:05
19日 前夜泊1泊2日で東黒沢から朝日岳を目差す計画していたが、19日の雨が確実のため
前夜泊日帰りに変更し、13時過ぎに韮崎を発ち、圏央道経由で宝川温泉奥の林道ゲートに到着。
ここまで雨は降っていなかったが、ゲート手前の河原沿いに野営の準備を始めると待っていたかのような雨。
その夜はテントの中で小宴、明日の好天を夢見る。
20日
4:00 起床。
雨は上がったが、さっぱりしないお天気。 宝川は轟音を響かせている。
テントを片付け車でゲートまで進み朝食、しかし遡行できるかは疑問? 先着車2台は釣り人で先発する。
4:55 出発
渡渉無理なら引き返して温泉のつもりでゲートを出発。
天気を気にしながら林道〜登山道と進むが、日帰り沢登り朝日岳往復に道草を食う暇はない。
6:40 渡渉点
恐れていたほどの増水はなく装備を整え入渓。
そこへいきなり深みが現れ、最初からおパンツびっしょり。
しばらく進むと心配していた空は次第に晴れ間を見せ、その後は好天に向かう。
人は少なく、テント一張りと釣り人一人に出会う程度。 その釣り人に迷惑がられ、登山道へ迂回させられる。
せっかくロープを持ってきたので、魚留めの滝で補助的に使ってみる。
今回のコースは2007年8月の記録とほぼ同じ、その美しさに説明は不要でしょう。 ここは少し怖かった
9:40 二俣
右俣を登って行くと自然はさらに美しさを増し、疲れなどまったく感じさせない。
長く続くナメ、ちょっと危ない滝登り、浸かってみたくなる風呂状の窪みなどが
楽しさを増してくれる。
11:00 稜線
緑一面の草原のツメを登り稜線へ出ると見事に現れる広大な展望。
次々に魅せられる自然美の展開は噂通りだ。
少し進み左俣を覗くと沢の上部には雪渓がある。ロープで登る青年達もいた。
12:00 ジャンクションピーク
終盤は道筋こそあれ道とは言いたくない難路。
笹藪をかき分けスリップしながら、皆息を切らせて登る。
そんな苦しみから解放され、ジャンクションピークの先に現われる朝日岳下の湿原は長閑だった。
12:25 朝日岳 到着
天候に恵まれ、360°の大マノラマ。 他の登山者はご夫婦一組だけなので、ほぼ貸切状態。
ナルミズ沢3回目でリーダーのK野さんは、始めての好天にご満悦。
長〜い冬眠を終え、久々の山行がナルミズ沢のヨウさんは全てに感激。
若葉マークのM本は、沢登りの楽しさに目から鱗が落ちる思いで感動。 山頂よりコースをふり返る
12:55 下山開始
水場でゆっくりお昼を食べた後、登山道を下る。
ヨウさんとM本は意外にも同じ膝痛持ちで、長い急な下り坂に苦しみ、
膝をかばう力みから首まで凝る。
午後になると川の水量は落ち着き、渡渉点では石の上を渡ることも可能になったが、
滑って落ちる人も・・・。
そしてここからが長い。
朝はゲートからここまであっという間に着いた気がするのだが、帰り道はとんでもない長さに感じる。
16:20 登山口
やっとの思いで登山道を歩き終え、残された林道をゲートまで下るが、ここでも時間は倍に感じられる。
17:00 ゲート
到着
大学生らしい若者が6〜7人座り込んでいるが、車は我々の1台しかない。迎えを待っているようだ。
長時間行動の末、予定通り日程を終わることができ、皆完全燃焼したと思います。
天候に恵まれた素晴らしい一日でした。今度は上流1泊で来たいものです。
帰りは先々週 みーさん達も寄った水上「ふれあい交流館」で汗を流し、千曲川経由で韮崎に戻りました。