大菩薩:小菅川本谷 (沢登り) 5月31日(日) 晴れ のち 曇り のち 雨 岩間 みー(記) |
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ここ何週間は週末になると天気が悪い。
日曜日も、山は午後から天気が崩れそうなので、土曜日のうちに丹波山村まで行って、早いうちに登る事にした。
土曜日の盆地内の雨は朝までにやみ、その後はよく晴れていたが、柳沢峠を越えると急に天気が悪くなり雨だった。
丹波山の温泉の駐車場で一晩明かす。
小菅川源流に向かう林道は、道も広く、よく整備されていて、途中にトイレも建てられていた。
林道終点まで車で入る。林道終点は広くなっているので車を停めるのに問題ない。
身支度を整え、濡れた笹が覆いかぶさる踏跡を辿って小菅川に下りる。
山の上は雨が続いていたようで増水しており、わずかに水も濁っていた。
すぐに現れる堰堤を右から越える。
しばらくは増水したゴーロが続き面白くない。
途中で左岸に作業道があったので作業道に上がってしまうと、間もなく木橋となった。
木橋の上流は手入れされたワサビ田が続いた。まだまだワサビは作られているようだ。
ワサビ田を過ぎて、大きな滝をもった沢が右から入り暫くすると、ゴルジュとなる。
連瀑帯は増水しているので、なかなかの迫力であった。
シャワークライムどころの水量ではないので、1つ目と2つ目の滝は左から一緒に巻く。少し歩くと二俣になる。
2つ目のゴルジュにある白糸の滝は、白糸のイメージは全くなく、ザーザーと水が落ちていた。
シダがたくさん生えている沢が左から入り、その少し先で二俣となる。
二俣を左に入ると6mナメ滝、4mの滝、ナメが一つの滝のように続く。とても綺麗な滝であった。
ナメが終わってゴーロを歩いていくと、立派な作業道が沢を横切っていた。
綺麗な青空はすっかり消えて、ガスの中に入ってしまったし、面白いところは終わってしまったので
階段がつけられた作業道に入ってみる事にした。作業道は、少しだけ標高をあげながらトラバースしていく。
作業道はきれいに整備されていた。やがて小菅川本流とぶつかると、本流沿いに綺麗につまれた石垣の道の道となり、
少し登ったところで本流を横切った。30分くらいで、大菩薩峠への登山道をぶつかった。
雨が降り出した中、日向沢登山口の看板を見落とさないように登山道をどんどんおりて、林道終点に戻った。
小菅川本谷は、初夏の緑のせいかとても明るい綺麗な沢であった。特に最後に出てくる滝は美しく快適だった。
全体的に明るい沢で、大きくて綺麗な滝やナメ滝があり、最後は少しのヤブ漕ぎもあり、有名な山に突き上げる。
沢が初めての人に、お勧めの沢だと思った。
<コースタイム>
林道終点(7:18)−1つ目ゴルジュ上の二俣(8:45)−作業道(9:58)−林道終点(12:03)