北秋川:月見夜沢&ヒイラギ沢 (沢登り) 4月18日(土) 岩間 みー(記) |
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連日5月の陽気でしかも積雪が少なかった雪が更に溶けてしまい、どこに行こうか考えてしまう。
雪を追って遠くに行くにも疲れる。前日までどこに行こうか考えていたが、いいところが見当たらない。
5月の陽気という事なら沢に行くにも十分の暖かさという事なので、雪はやめて沢に行く事にした。
今日は朝は曇りの予報なのでゆっくり家を出発。
上野原I.Cで降りて北秋川に向かい、藤倉のバス停近くに車を停めて出発。
15分ほど歩くと落合橋に着き、橋の脇の階段から沢に降り、本流を渡って月夜見沢に入る。
思ったより明るい沢で、川床もナメっぽくて最初は秋川としては好印象だったが・・・。
入渓して間もなく現れる姫淵も秋川にしてはちょっと楽しい。
ふと気が付けば山菜があるではありませんか!早速、山菜を採りながらの沢登りになる。
「甲州商人が歩いたあとはペンペン草も生えない」というが、私達は自分達が食べる分しか採りません。
堰堤を2つ右から越えて歩いていくと、釣り師に追いついてしまった。
釣り師は必死に私達から逃げるため、大きなポイントのみで竿を出すのみで先行していく。
やがて沢が狭まりゴルジュ帯となる。
どうにか濡れずに通過したかったのだがそれは無理で、股上まで水に浸かって右岸に取り付いた。
最後の釜淵は右岸を小さく巻いた。
車の音が近くに聞こえるようになると橋が出てくる。林道終点にはツーリングの人達がいてなんか変な感じ。
橋の先の二俣を左に入ると、沢の中に伐採された木が目立つようになる。
釣り師は林道終点までしか行かないのだろう、だんだん魚影が見られるようになる。
ほとんどがリリースサイズの小さい岩魚ではあるが、頻繁に魚影が走るので驚いた。
二俣先の小滝群は小さい滝のわりに深い淵を持っていて、股上くらい水に浸かる滝もあった。
シャワークライムになってしまう小滝は登る気は全く起きず、右から巻いた。
本来はナメ小滝で快適なはずが、伐採された木が積もってしまっている滝もあった。
奥の二俣を過ぎても魚影も倒木もあった。
倒木がなければ、もっともっと楽しくて綺麗な沢なのに残念であった。
その後は二俣を右へ右へと進んでいくと沢筋は急斜面の中に消える。
これがなかなかの急斜面で、植林のため下草もなく地面はグズグズで登りにくい。
傾斜がだんだん緩くなってくると1050mの小ピークとなり登山道にでる。
あとはフカフカの歩きやすい登山道を下るだけだが、また山菜を見つけてしまい山菜モードで下る。
一番上の集落から先は、コンクリート敷きの急な下りとなり膝が辛かった。
帰り道は五日市からあきる野I.C経由で帰ったほうが早いか試してみたが、
車や自転車も多く、町に入れば信号ばかり。道がクネクネしていないのは楽ではあるが時間の短縮にはならない。
<コースタイム>
藤倉(10:14)−落合橋(10:29)−林道終点の橋(12:18)−奥の二俣(13:15)−稜線(14:16)−藤倉(15:38)