阿武隈川:南沢右俣(沢登り) 2008.09.15 天気 曇り 岩間 みー(記) |
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この9月の連休の予定は新潟の沢であったが、敗退であっけなく終了。
それではむなしいので、雨のため予定変更となり食べ損なった白河ラーメンを食べに福島へ。
日曜日の夕方に山梨を出発。中央道の渋滞を避けるため、上野原からあきる野に抜けようとするが通行止め。
結局、上野原I.Cから渋滞の中央道にのり福島に向かう。
栃木県に入ると雨が突然強くなり「また敗退か?」と暗い気持ちで那須高原PAで仮眠をとる。
翌朝起きると曇り空で一安心。白河I.Cで下りて甲子温泉に向かう。
甲子トンネルとその手前の新しい橋は完成し、来週が開通式と看板で出ていた。
大黒屋の近くの空き地に車を停め、車道を少し戻り、新しい橋の手前にある右に入る作業道を下りる。
作業道はトラバースしたまま沢に近づかないので不安になるが、やがて下りになり沢と同じくらいの高さになる。
そのまま歩いていこうとしたが、川幅は狭くなり、川の流れる方向もおかしいので確認をしていると、
舞茸採りのおじさんが通りかかり「この沢は本谷で、南沢はすぐ下の切れ込んでいる所だ」と教えてくれた。
沢の事や舞茸の事をしばらく話し、南沢にも舞茸採りで入る事があるから探すといいと言われた。
南沢に入りと間もなくF1が出てきた。水流右から越えていくと、すぐにF2になり、地元白河の単独の男性がいた。
F2には残置ピトンとシュリンゲがいくつもあり、右岸には残置ロープもぶら下がっていた。
F3は、滝の右を登り、落ち口を避けて右に逃げると高巻きの踏み跡と合流した。
地元の男性の話では、平水であればF3も落ち口に向かって登れるそうだ。
南沢には、ナラタケが大量に生えていて、ヌメリスギタケも出ていたのでキノコも採りながら歩く。
上部が逆層気味のF4を越えていきF5、F6と続く。
二俣につく頃には、どの滝が何番目にでてきた滝なのかわからなくなってしまうくらい快適な滝が続く。
F10の30m滝は、下段は滝の左の側壁を登り、上段は水流の左を軽く水を浴びながら登る。
F11が終わると奥の二俣となる。
私達は奥の二俣を左に入る予定であったが、地元の男性は右に入ったほうが時間が掛からないとの勧めで一緒に右俣に入る。
右俣は、最初はゴーロだったがすぐにスラブとなり快適に続く。やがて表面が剥がれやすいスラブになる。
落石が起きやすいので、大人数では右俣に入るのはやめた方が無難だろう。
最後は僅かの藪で甲子山の山頂直下に出た。
山頂で地元の男性と別れるが、その男性は装備を一新。舞茸採りに山に入ったようだ。
私達は登山道を下り、登山道から新しい橋に出て車まで戻った。
大黒屋(13時以降は、石鹸が使えない岩風呂しか入れない)で汗を流し、白河ラーメンを食べて帰った。
南沢は少々短いが、アプローチも良く、いずれもロープなしで登れる滝が連続し快適に登れて楽しかった。
<コースタイム>
大黒屋(6:56)−入渓(8:10)−(9:47)二俣−(10:11)奥の二俣−甲子山(10:59)−大黒屋(12:32)