大丹波川:真名井沢 (沢登り)
平成20年7月13日
晴れ のち 雨
(ぽち家) 兄さん・姉さん/ぽち
(雪稜) 岩間 ヨウコ みー(記)
下は滝壺なので積極的に登ります |
人間も犬も登ります |
今回は沢初めてのヨウコさんの練習を兼ねて、次の連休に一緒に沢に行くぽち家と一緒に行った。
旧石和役場の役場に5時半に集合。ぽちに会うのは久しぶり。ぽちは私の事を覚えていて喜んでくれた。
でも、パンを食べ始めた人のパンに釘付けになってしまい、私の事などは眼中からあっと言う間に消えてしまった。
車一台に人間5人と柴犬1匹乗って出発。中央道から圏央道に入り、日の出I.Cで下りて、真名井林道に向かう。
真名井林道を少し走り、上に送電線が横切っている真下が、路肩が広くなっているので車を停める。
巡視路の入口は、送電線の少し手前。
明け方に雨が降ったようで、蒸し暑い中出発。林道を歩いて「とりがや橋」から沢に入り、ワサビ田の作業道を歩く。
作業道が沢から外れた所で身支度を整えて入渓する。
上部にワサビ田がある沢から土砂が流れ込んでいたが、そこを過ぎたら土砂もなくなり川床が出てきた。
今日は暑いので積極的?に水流のある所を選んで歩く。簡単に登れる小滝が数多くあったとても楽しい。
気温も高いのでお腹くらいまでなら水に浸かっても抵抗がないし、軽いシャワークライムも気持ちいい。
下が滝壺になっている小滝は落ちてもドボンなので、積極的に登っていく。ぽちは岩が苦手でドボンしてしまった。
4:1の二俣を左に入ると、すぐにF1になる。ぽち兄さんは左から、岩間は右から登り上からロープを出してもらった。
F1過ぎても小滝はどんどん出てきて楽しい。ぽちは絶妙に高巻きしながら登る。
高巻きできない所は、お尻を押し上げられながら登ってくる。
奥の二俣の先で三俣になるが、大岩で塞がれたような薄暗い真ん中の小滝を行く。
この小滝を越えると沢は少し開けて倒木帯になる。倒木帯の先のF3はフリーで越える。F3は少し水が流れていた。
F3の先の三俣を左に入り、しばらくは沢筋を登り、途中から斜面に出た。
雨が降り出し、雷も鳴り始めたが、樹林帯に中なのでほとんど濡れなかったが、蒸して汗がジトジトと出てくる。
グズグズの斜面を、獣道や潅木を利用しながら登り詰めると登山道に出た。
真名井沢の頭で装備を外し、真名井沢北稜を下る。
標高1500mあたりで、赤布に誘われて南に下る尾根についた作業道に入ってしまい、すぐに気が付いて引き返す。
尾根が分かれる所の赤布が付けてあった木が南側に倒れていたのだった。赤布を付け替えておいた。
標高1000mで小ピークがポコポコあるあたりから右の尾根に入るのだが、少し手前でY字に踏み跡が分かれていた。
尾根上を行く左に進み、その先で赤テープがない方の右の尾根を下る。(真っ直ぐいく方にテープ有り)
少し悪い所を下ると目印があり、いい道が出てきた。少し手前のY字分岐の右がここに続いているのかも知れない。
このまま下ると、すぐ先で巡視路とぶつかる。あとは巡視路にのり、伐採後を通って鉄塔を3つ過ぎると林道に出る。
帰りは日の出の「つるつる温泉」¥800に入る。汗まみれで塩素風呂なんて言っていられなかった。
ぽちはお疲れで車の中でずっと寝ていた。
初めていく沢を選ぶのは難しい。勿論、自分達も楽しみたいし。
沢上谷のような沢に連れて行った人には、「綺麗だけれど、夏山縦走より楽で簡単でつまらない」と、
沢登り自体に全く興味を失わせてしまった事もある。
悪天でゴーロを歩いて引き返しただけになってしまい「何といわれようが沢には行かない」と思ってしまった人も知っている。
今回は、簡単に巻ける滝もロープを出して登ったり、積極的に水の中に入ったり、最後は稜線までツメた。
地図に載っていない作業道等を地図とコンパスで確認しながらの下山。
「真名井沢」は、決して綺麗とはいい難い沢であるが、近場にしては遡行時間もあり、初めて行くにはいい沢だと思う。
<コースタイム>
送電線下(8:05)―入渓点(8:38)−(9:40)F1―(11:00)奥の二俣ー(12:43)真名井沢の頭―(15:23)送電線下