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奥多摩:シダクラ沢 (沢登り) 平成20年6月7・8日 曇り 岩間 みー(記) |
6月7日(曇り)
以前、人が住んでいて気味悪くて泊れなかった御前山避難小屋に泊ろうとシダラク沢に行く事にした。
朝8時過ぎに竜王を出発。上野原経由で奥多摩湖に向かう。
上野原で行動食に酒まんじゅうを2つ買ったが、車の中で2つとも食べてしまった。
今回は八百屋の斜め向かいお店で買った。素朴な味で美味しかった。
奥多摩湖周遊道路を通り、水根沢の入口にあたる大きい駐車場まで竜王から約2時間。
車は下山口となる体験の森にむかう途中の道が広くなったところに停める。
境橋を渡り、トンネルを越えたところから「むかし道」に入る。この辺りに車を停められそうな所があった。
青い吊橋を渡るとシダラク沢になる。身支度をしているとハイカーが下りて来た。
地図では仕事道が途中までとなっていたが、実際は惣岳山まで道が続いているようだ。
踏み跡を辿ってシダラク沢に下りる。最近の雨のせいか思っていたより水量が多い。
F1はゴーグルなしではコンタクトが流されて登れないくらいの水量なのでパス。
続くF2も全身濡れたくないので直登を避けて端を登る。
石積み堰堤、取水口を越えて進んでいく。
2段6mの滝は、軽く水しぶきを浴びて気持ちいい。
左から大きな涸れ沢が入ると傾斜は徐々にきつくなり、
すぐ上に3mハング滝が現れて、この上も小滝が続く楽しい。
全ての滝は容易に越えられ、トポには載っていないが1mほどのナメ小滝がたくさんあり楽しい。
二俣を過ぎても水量は充分あったのだが、奥の二俣を左に入ると、あれほどあった水量が突然ガレの中に消えてしまった。
ここから長いツメがはじまる。泊りの荷物を持っているので少しこたえた。
やっと登山道に出て御前山に向かう。
御前山手前の惣岳山の標柱に「山道(シダクラ尾根)」と書いてあったので、ここを下りれば吊橋に戻るのだろう。
御前山を越えると、すぐ避難小屋。今回は誰も住んでいなくて良かったが、
夜中の2時頃にヘッデンつけて小屋の中を覗いている人達がいて、少々気味悪かった。
6月8日(曇り)
今日は下山だけ。
体験の森に向かって下山。登山道がところどころ崩れたようで迂回路がいくつもあった。
途中から沢の右岸の登山道を下りる予定だったが通行止めで、舗装された林道をおりて車まで戻った。
全ての滝がロープなしでサクサク登れ、水量も多めだった事もあり予想外に楽しい沢でした。
シダラク尾根を下りれば御前山を経由するより、ずっと早く下りられそうだ。
梅雨の合間に行くには楽しめる沢だと思いました。
<コースタイム>
車(10:55)―(11:30)入渓−(13:26)二俣―(13:50)奥の二俣―(14:40)稜線―(15:40)避難小屋
避難小屋(7:20)−(9:20)車