|
吹川)東沢:鷹見岩沢 −沢登り― 2007.10.24 天気:晴れ みー 流木で作ったキツネが可愛い |
朝8時前には家を出たのだが朝の通勤ラッシュに重なり、西沢渓谷に着いたのは9時を過ぎていた。
平日というのに駐車場は満車。観光バスも何台か停まっていて大賑わいで驚いた。
西沢渓谷の入口付近の紅葉は始まったばかりだけど、上流に行くほど紅葉は進んでいた。
東沢の吊橋を下りた所で靴を履き替え、左岸に渡渉して東沢登山道に入る。
今秋に集中豪雨があったが、山の神までの登山道は全く荒れていなかった。
山の神から少し上流の右岸にあるのが鷹見岩沢だが、入口はガレていて伏流になっていた。
すぐ上で右からヤグラ沢が入ってきて、もう少し歩くと水量の少ない小滝が続くようになる。
確かにアイスクライミングだったらグイグイ登っていけて楽しそうである。15m2段滝の上も小滝が続く。結構長い距離だ。
しばらく小滝が続いた後にガレになると、右から水流のない岩稜の沢が入ってくる。
これは二俣ではないと判断して先に進むと、少しして沢が二つに分かれる。
ここを右にはいると小滝が少しあり、その後はゴーロとなる。
ゴーロ歩きは辛かったので右の尾根に上がったら、尾根筋はシャクナゲが生えていてシャクナゲ漕ぎが始まる。
もう少しゴーロを我慢して沢筋を行けばよかったかも。(冬はもっと上まで凍るのだろうか?)
獣道を利用しながら登るが急坂のシャクナゲは辛い。一人の藪漕ぎは、力が出なく止まってばかり。
いつになったら石塔尾根に着くのだろうと心配になるほど長いヤブ漕ぎで、水流の上よりヤブ漕ぎの時間の方が長い。
それでも振り返ると鶏冠尾根は紅葉真っ盛りでとても綺麗で、何度も振り返りながら登り続けた。
石塔尾根が近づいてくると、段々傾斜が緩くなってきた。
石塔尾根には踏み跡がついていて、赤テープも少しあった。
しばらく歩くとちょっとした岩があったが、こんな小さい岩が鷹見岩と思わず、明確な獣道に沿って尾根をどんどん下りてしまった。
ロープなしでは下りたくないような傾斜になり、やっとおかしいと気付いた。
地図とコンパスを出して方向を確認すると真南に向かう尾根を下りてしまっていた。
「迷ったら上に向かえ」の鉄則の通り、下りてきた尾根を登り返し赤テープがあった所まで戻る。
地図とコンパスを見ながら下ると、どうもこんな小さい岩が鷹見岩のようだ。
鷹見岩の手前にコルみたいになっている所があり、左下を覗いて見ると木の幹に赤テープが三重に巻かれていて
「入口:ニシザワ???????」と書かれていた。
万が一の懸垂用に50mロープも持ってきているので、ここの沢筋をおりる事にした。
時々小滝はあるけれどクライムダウンしたり巻いたりしながらロープ無しで下りられる。
沢沿いに下りていくと、ゴミが散乱した不動小屋跡に出た。西沢を渡って遊歩道に上がった。
紅葉の沢ハイクというより紅葉の藪漕ぎでしたが、紅葉には少し早かったけど非常に綺麗でした。
西沢渓谷は赤く紅葉する木が多いので綺麗なのだろう。大挙として人が押し寄せるのが理解できる美しさでした。
アイスクライミングで鷹見岩沢を登り西沢に下りた記録を見て偵察を兼ねて来たのですが、
冬装備で長くて急なシャクナゲ漕ぎをする気力は私には無い事がわかりました。もし来るなら同ルート下降です。
<コースタイム>
駐車場(1:50)鷹見岩沢出合(1:50)石塔尾根(1:50)西沢渓谷遊歩道(1:25)駐車場