三俣より上は、こんな感じが続く |
滝子山)ズミガ沢:四ノ沢 −沢登り― 2007.10.15 天気:曇り 岩間.田中 みー(記) |
朝7時に出発し、笹子トンネルを越えて入渓点に向かう。
笹子トンネルを越えた先にあった猫がいる「ファミリーマート」は閉っていた。
国道20号沿いの吉久保入口のバス停から細い道を入る。
林道が分かれる近くに車を停める。林道を歩いてすぐに小さくて暗い沢があった。
入渓点は植林で異様に薄暗く「本当にこの沢なの?」と思うが、上に送電線も通っているし、地図を見ても間違いない。
沢に入っても、伐採された杉が沢に横たわっているし、植林で弱い地面の土砂が流れ込んで沢を埋めている。
入渓してしばらくして水は消え、倒木の多いガレを詰めているようで、一向にペースがあがらず、休んでばかり。
口に出るのは文句ばかりで、二俣を過ぎても土砂で埋まったままで水流は現れない。
植林から広葉樹の明るい自然林に変わり少し行くと、二俣(よく見ると右にもう一つ窪みがあり3俣か?)になる。
真ん中の沢筋のみ岩稜になっており、遠くから見ると傾斜がきつく感じる。
一休みして真ん中の沢に取り付く。岩間が正面から登ると抜け口がスローパーになっていて悪い。
ロープを出そうか?と言われるが、田中社長は右のガレから、私は左から登る。
ここからはガレも倒木もない。少ないが水流もあり、2・3級程度の滝が続いて面白くなってきた。
見た目より傾斜がある4級+くらいの滝を岩間が正面から登り、上からロープを出してもらう。左から巻き気味にも登れる。
その後もスラビーな滝やら続いておりグイグイと高度を上げる。
最初は失敗したか!と思った沢だが、詰めに入ってからがクライミングチックで楽しい。
さらに滝を登って行くと二俣になるが、少し沢床が高いが水流のある右俣に入る。この上も岩稜帯が続く。
岩稜帯が終わり上を見上げると稜線が見えている。藪漕ぎもなく、落ち葉の積もったフカフカの土の上を10分近く登ると稜線だ。
ここからP4・P3・P2と浜立尾根を行くが、岩稜があるかもしれないのでハーネスはつけたままキノコ採りモードになる。
ハナイグチやヌメリイグチ・フウセンクリタケを採りながら歩く。岩稜はなく、しっかりした道だった。
キノコに夢中になりながら歩いて行くと5人組みのハイカーがいた。気が付けばロープも張られた完璧な登山道になっていた。
こんな多くの人が登ってくる登山道はないはず。私達は何処に出てしまったのだろうか?と思いながら滝子山の頂上に出た。
頂上にいたハイカーが、2万5千の地図に載っていない浜立尾根と合流する登山道で、最近のお子様地図には記載されていると教えてくれた。
キノコ採りに夢中になっていた私達は、登山道が合流した事に気が付かなかった。
お湯を沸かしてカップラーメンを食べていると、次から次へとハイカーがやってきた。
帰りは、教えてくれた登山道を下りた。
こちらはキノコが殆んどなかったが、とても小さいが「ヤマブシタケ」を発見。迷わず木に登って収穫。
「力あるな〜」と言われたが、ボルダージムでつちかわれたパワーか?ジムはこんな所でも役に立つね。
今日採ったキノコで鴨鍋をやったが天然キノコは美味しい。特に「ヤマブシタケ」は汁を吸って美味しい。
「いつか田中社長にもご馳走するよ」と言ったが、今日も人にもらったキノコで食中毒と新聞に出ていたので乗り気でなかったみたい。
(コースタイム)
駐車した所(2:50)稜線(1:15)滝子山(2:10)駐車した所