笛吹川 西沢 行者谷   −沢登り―

 

  2007.9.15 

     天気:雨のち曇り

 

                     みー

 

 

  この連休は天気が悪いという話だったので予定をたてていなかったが、

 前日になって晴れと予報が変わり近場の沢に行く事にしたが、この連休は甲府盆地の天気良かったが山は雨だったみたい。

 

  朝9時頃に西沢渓谷に到着。

 渓谷沿いの遊歩道に向かう途中で「ヌメリスギタケ」を発見。キノコの季節がやっと来た。

 木に登ってキノコを収穫ながら歩いていると、雨が降り出してきた。

 七ツ釜5段の滝を過ぎると沢から離れて登りになり、登り終わった所から軌道跡の道に入る。

  軌道跡は「通行不能」の看板が立っており、道が崩れかけている所がある。

 特に行者谷の手前は、軌道はブラブラと中に浮いている。渡してある木は腐っていて指で押すと凹んで水が染み出してくる。

 一段下りて腐った木に力をかけないようにしながら渡るが、確保なしでは二度と渡りたくないと思った。

 

  行者谷には簡単に下りられ、ここで身支度をする。川胡桃沢に毛が生えた程度の沢だと思っていたが、小粒ながら綺麗な沢ではないか!

 吊橋上から見た東沢は増水しているとは感じなかったけど(西沢の平水はわからない)F1手前のナメ小滝で、既に水飛沫を浴びてしまう。

 F1二条の滝は左から取り付こうとするが、シャワークライムする気になれず、右から登るがズボンはびしょ濡れ。

 F2は右から巻く。その上の小滝も、まともに水を浴びてしまうので右から巻く。F3二段の滝の上段も水流を避けて右から巻く。

 左から枝沢が入ってくると、ナメ滝がいくつか出てきてとても楽しくて綺麗だ。カメラを持って来なかったのが残念である。

 滝の左側に鎖がついていた滝を登る(鎖を使うより正面から登った方が絶対簡単だと思う)と、すぐ上が二俣。

  ここからは水量も減り、水を浴びる事はほとんどなくなった。

 苔むしたゴーロを行くと左から沢が入ってくる。

 ここを過ぎると、またまたナメ滝・ナメが連続。サラサラと流れて綺麗で、いずれも快適に登っていけて楽しい。

 ナメ滝が突然切れると、そのからはゴーロとなるが水流はまだまだある。

  水流沿いに登っていくと、水がなくなって15分かからずに尾根に出るが、登山道がなかった。

 地図で確認すると、水流に誘われ2021mピークの真南の尾根に出てしまったようだ。

 濡れた藪を漕いで2021mピークに向かう。10分少々でピークに到着。

 

  登山道は、ガスっているとわかりにくいカナ?と思ったところもあったが、赤テープもあり明確だ。

 登山道は見事なシャクナゲのトンネルで、花の季節に来たら素晴らしいだろう。

 遊歩道に戻ると、かわいい服を着て綺麗にお化粧した女の子達がいて、

 小汚い自分が場違いな気がして、そそくさと軌道跡の遊歩道を歩いて駐車場に戻った。

 

  通常よりだいぶ?水量が多かったようで、綺麗なナメ滝を歩いたり、シャワークライムもあって楽しかった。

 「川胡桃沢に毛が生えた程度の沢」だと期待をしないで来たのが、余計に綺麗で楽しく感じたのかもしれない。

 水量次第で、つまらなくもあり楽しくもある沢だろう。西沢本流を見ると期待してしまうので軌道跡の遊歩道から行くのが得策だろう。

 

 (コースタイム)

  駐車場(1:40)入渓点(0:35)二俣(1:20)2021mピーク(1:00)遊歩道(1:15)駐車場

 

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