奥飛騨)荒城川 下流部  −沢登り―

 

 2007.9.9

                天気:晴れ

 

                akisan 岩間 暁 フライマン 堀井 みー(記)

             

 

  近場、アプローチ・詰めた後の稜線歩きなし、綺麗なナメ、で行った事がない沢はないか?と考える。

 2003年の岳人で連載されていた「乗鞍岳周辺の沢」を思い出した。

 荒城川の上流部が魅力的だったけれど、暑くて長い林道歩きをしたくなかったので下流部に行く事にした。

 

  5時30分過ぎに車2台で韮崎を出発して、安房峠を越え、北側から遡行起点となる五味原集落跡に向かう。

 トヤ峠に向かう県道87号途中の「沢上谷」の入渓点には、車が何台も停まっており「沢上谷」は大盛況のよう。

 説明不足の看板や地図にない林道に惑わされ、さんざん車を走らせやっと五味原集落跡に着く。

 近場の沢にいくはずが4時間近くも掛かってしまい、運転手さんお疲れ様の道のりだったが、

 橋の下には、とても綺麗なナメ床が見えたので元気が出てきた。

 

  県道87号に架かる「おおきじり橋」から林道に入ると、すぐにナメの支流がある。

 そこから下りた所は、素晴らしいオレンジ色の幅広ナメ床となる。

 週末の台風の影響で水量が多いようだ。体重の軽い女性が一度足をすくわれた。

  ナメは途切れる事がないほど続き、滝のほとんどが川幅いっぱいの広い小滝できれいだ。

 林道がすぐ横にある事や護岸工事がされている事が全く気にならない素晴らしさだ。

  右岸に巨大導水管を過ぎた後に出てくる60mの長淵も全ての滝が簡単に越えていける。

 難しい所は全くなく、ただただ綺麗な沢の散歩をしている感じだ。

 特に右支流の手前の幅広ナメ床帯は、緑に苔むしていて非常に綺麗だった。

 右支流を少しだけ登って、滑り下りて遊び、本日は右支流出合までで終了。

 ゆっくり歩いてゆっくり休んで、癒しの3時間工程だった。

 沢上谷のような変化はないが、美しさは荒城川下流部に軍配があがるカナ?

 

  右支流が入ってくる所には、きれいな作業小屋が建てられており、水も引いてある。

 外にはタープが張られたテーブルとベンチも作られていた。

 帰りは右岸沿いの林道を45分くらいで入渓点に戻った。

 

 

 

  五味原集落跡までの道は、私達だけでなく、ネット検索したら何人も迷いながら到達しているようだ。

 分りにくく説明不足の看板や地図に載っていない林道も多い。

 現時点では、五味原集落跡はトヤ峠経由でないと行けない。

 トヤ峠手前に「この先通行止め」と看板があったが、これは「五味原集落先で通行止め」の意味だった。

 峠を越えてから2つ目の川が荒城川でおおきじり橋が架かっている。

 今後も通行止めの区間が変わる事が予想されるので、役所は土木事務所に問い合わせをした方がいいと思う。 

 

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