稜線が見えてきた |
上越 白毛門沢 −沢登り― 2007.8.6 天気:晴れ Akisan.田中.岩間.暁 みー(記) ハナゲの滝 |
木曜日の夜、「白毛門沢に行かないか?」と電話が来た。
以前から気になっていた沢であるが、白毛門から土合に下る登山道の事を思うと気が重く、
なかなか自分から行こうと言い出す気分になれない沢である。
土曜日の夜9時前に竜王町役場を出発。
圏央道が繋がるまでは、国道で2時間近くかけて佐久に出て上信越経由関越道で上越に行っていた。
圏央道〜関越自動車道経由では何時間で着くか楽しみだった。
甲府昭和I.Cから水上I.Cまで約2時間半。深夜割引の対象にならない時間に水上に着いてしまった。
白毛門登山口の駐車場でテントを張って仮眠するが、
やぶ蚊の大群に襲われて痒くてゆっくり寝られず、朝5時前には耐えられずに起きて支度をする。
涼しいといえども、やっぱり里は電池式蚊取り線香が必要だった。
白毛門登山口の橋の手前から右に入る小道を歩いていく。
堰堤を越えた後も、しばらくは踏み跡を歩こうと思ったが、草に覆われていたので入渓する。
最初はゴーロだが、すぐにナメがでてくる。淵はエメラルドグリーンとはいかないが緑色っぽく綺麗だ。
ハナゲの滝は、近づいてみると傾斜は緩く快適に登っていける。滝の上もナメが続き、やがて白毛門沢の出合になる。
白毛門沢に入ると次から次へとナメ滝が連続して出てくる。
F1:10mの滝は大きくて綺麗なので、タラタラノセンかと思ってしまった。
ここは、積極的に濡れたければ直登もできるが、私達は左右に分かれて巻いた。左からの方が簡単らしい。
すぐ上のタラタラノセンは、右岸に付けられたしっかりした巻道を使って、一番下から巻く。
どんどん登っていくと沢から離れていき不安になるが、右にトラバース気味に踏み跡は続いて沢に下りる。
おおよそ、20分の巻きだった。ドロで滑りやすい箇所も少しある。
さらにナメ滝を越えていくと、予想以上に大きかった巨岩が沢の真ん中にあり、やがて二俣。
水量はどんどん少なくなっていくがナメは続き、スラブ帯になっても水量はわずかだけど無くならない。
傾斜は強くなって、高度をグングン上げていく。
水が流れている所を追っていくと、スラブ帯から左に外れていくが、しっかりした踏み跡が辿ると頂上だ。
頂上でゆっくりした後、あの登山道を下る。やっぱり嫌だ。傾斜はきついし長く感じるし暑い。
やはり、この登山道は歩きたくないと思った。
駐車場近くで雨に降られるが、樹林帯の中だったので濡れなかったが、汗でビショ濡れだった。
塩素消毒なしの温泉を求めて月夜野の町営温泉「三峰の湯」に行く。
プレハブの物置みたいな建物で、一瞬引いてしまったが、入ってみたら素敵。
加熱・加水もなしの掛け流しで、露天風呂付き。シャワーもシャンプーもない事を忘れさせてしまう温泉だ。
ハエ叩きが5・6本常備されている。これは、アブ叩きだそうだ。 2時間まで¥350
行きでは有難い圏央道も、帰りは関越道が渋滞になり使えない。
沼田あたりから自然渋滞・事故渋滞に巻き込まれたので、上信越道に逃げて佐久経由で帰った。
(コースタイム)
駐車場(0:45)白毛門出合(1:00)タラタラノセン下(0:50)二俣(1:45)白毛門