南秋川 矢沢・軍刀利沢 (沢登り)
2006.9.10 岩間 みー(記)
今年初めて行くようになった南秋川。短い沢と分かっているが有名所なので行く事にした。
皆そうだと思うが、行きやすい沢には行ってしまい、だんだん遠出するか・重箱の隅をつつくようになる。
矢沢林道を進むと、落合橋の所に「2Km土砂崩れ通行止め」の看板が出ていた。
良くないダートの林道を2Km程行くと広場があり、そこで通行止めになる。
身支度を整え林道を行くと、すぐに土砂崩れの現場になる。今後、この土砂を取り除くつもりはあるのかな〜。
歩き出して5分程で作業小屋が見えてくる。そこから10分くらいで軍刀利沢の出合になる。
赤テープが巻いてある木から明確な踏後をたどって沢に下りる。やはり最近の雨不足で水は少ない?
ミニゴルジュを抜けるとナメやナメ滝があり、以外とすっきりしていて綺麗だ。
ガイドブックにあった倒木帯は、倒木は流されてしまったのか?ほとんどなかった。
「逆くの字の滝」は左から簡単に登れるが、その先の1m位の岩がなかなか乗り越せず、無理やりよじ登り濡れる。
滝は続きおもしろい。期待せずに来たが面白い。水が少ないわりには濡れる沢だ。
8mナメ滝は腰まで水に入り取り付く。
10m滝は登れば登れそうだが右から巻く。滝の落ち口にトラバースする所には、ロープが張ってある。
佐藤ユウスケ君が「残置は良くない。回収したほうがいい。」と言っていたが、確かに私もそう思う。沢にも自分達のためにも。
なんでロープを張ってしまうのだろう・・・と思う事はあっても回収はなかなかできない。
続く滝も楽しく越え、下部が滑りやすい5m滝も忍者のフリクションで水を浴びて登る。
上部は、岩間は真直ぐ、私は左へトラバースして上に出る。
その後も楽しい滝は続くが、10m滝を右から巻くと滝は終わり、二俣手前で休憩する。
二俣は、川床が低い右の本流を行くとCS小滝が出てくる。
その先の二俣で殆ど水は無くなってしまう。地図とコンパスで方向を確認し、左俣に入る。
ルンゼ状の涸滝を過ぎ歩いていくと、稜線が見えてきて、ヤブ漕ぎもなく登山道へ出る。
三国山の頂上には、さすが東京である。何組かのハイカーがいる。
下山は、生藤山経由の作業道に向かうが、山はもう秋。キノコの季節が始まっていてキノコ採りに夢中になる。
私は「ムラサキシメジ」だと思っていたキノコは、「ムラサキアブラシメジモドキ」と岩間に教えてもらう。
標識がある所から作業道に入るが、植林のためキノコはなく残念だ。整備された作業道を下り、林道にでて車に戻る。
帰りの中央道で、路肩から車が2台走り出すところだった。「こんな所で何をしていたのか」と覗き込んだら
さっき飛ばしていった車が、水色の制服を着た警察官が乗っている覆面パトに捕まったようだった。
誰か捕まるのを見ようと覆面パトの後についていったら、間もなく、追い越し車線を行く車が・・・
覆面パトは、後ろのガラス窓に「パトカーに続け」と電光掲示板を出し、パーキングに誘導して行った。
パーキングの出口付近にも、もう一台の覆面パトに捕まった人がいた。
速度は120キロまでです。130キロ出すとやばいです。甲府南あたりは覆面パトが多いから気をつけよう。
コースタイム
通行止(0:15)軍刀利沢出合(1:00)10mナメ滝上(0:50)三国山(1:20)通行止