太田切川 西横川(沢登り) 2006.8.28 曇り 岩間 みー(記) |
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今年も残暑が厳しいので標高の高い沢に行く事にした。
みー猫ちゃんは、また何日も留守番させられるのかと心配そうに鳴くが連れて行けない。
菅の台バスセンターの駐車場に車を止め、バスセンター発の臨時バスに乗る。
バスセンターからの臨時バスは、満員になると随時出発しているようだ。
今日は雲りでガスっていて少し残念。
バスの終点しらび平から林道沿いに少し戻り、橋の向こう側から降りて堰堤を越える。
入渓は10時、一番暑い時間帯を涼しい高所で過ごせるように山梨をゆっくり出発した。
この先に二俣があるが両方の沢とも堰堤がある。左の沢を右の踏後から堰堤を越える。
しばらくは流木が多いゴーロの沢で、ナメと云っても大した事はないのでは?と不安を感じながら進むが
東横川との出合になり、東横川の20mナメ滝が美しい。
相変わらず流木と大岩の中を進んで行くと小滝も出てきて30m大滝も出てきた。
花崗岩の白いナメ床が映え、とても綺麗な沢で安心する。
30m大滝を左壁から登る。その上のナメ滝は連続し、どれがどのナメ滝だか区別がつかない。
滝が切れてトポで云う5つのナメ滝群が終わった事がわかる。
その後もナメ滝がいくつか越えて行くと奥の二俣となり左俣に入り30mの滝を越える。
源頭辺りは高山植物がきれいだ。
少し行くと水は無くなり、開けた二俣の所のトラロープがあり長谷部新道に出る。
いずれの滝もフリーで越えられ、3時間近くで標高950mも一般道並みに高度を稼ぐ。
最初からから最後まで登り続ける沢で面白いし、沢もすっきりして綺麗。
アブなしツメなし高巻きなし、おまけに下山はロープウェイ、すばらしい沢だ。
長谷部新道を進み右に回り込むとガスは晴れで千畳敷カールが見えてきて綺麗だ。
広くて眺めのいい所があるので一休みして景色を楽しむ。
蟻の列のように一列に歩く人達が見える。千畳敷をほぼ正面から見る事はもうないだろう。
ロープウェイは1時間半待ちだった。服が濡れているので寒かった。
ロープウェイを待っている時に、パトロールの人に「沢登りですか?」と聞かれた。
「中御所本谷もおもしろい」と教えてくれた。
後で気が付いたのだが、ヘルメットなし、ハーネスだってしまっていたし、サンダルに履き替えていたのに
どうして「沢登り」とわかったのだろうか?不思議・・・
バス停(1:10)30m大滝上(1:00)奥の二俣(1:45)長谷部新道(0:45)千畳敷