真木川 赤岩沢   (沢登り)

  

2006.5.21     岩間 みー(記)

 

   この週末は泊まりでの沢登りを計画していたが、台風1号の影響で日帰りで行くことにした。

  ガイドブックに人気度:5つ星がついている沢があり、以前から本当だろうか?と気になっていた。

 

   大峠に車を止め、歩いて15分ほど車道を戻り、真木橋から入渓する。

  水量は少なく小さい沢だ。いたるところに山うどが生えている。

  しばらくの河原歩きで4:1の二俣にある。この上のゴーロは昨日の雨で伏流ではなく水が流れていた。

  上部の崩壊で、いくつかの小滝が埋まってしまったようだ。

 

   しばらく行くと長い快適なトイ状の傾斜の緩い滝が現れる。

  この滝の抜け口が赤岩沢の核心だ。ピトンとシュリンゲの残置があった。

  まだ新しいシュリンゲのようで、今シーズンに誰か入ったようだ。

  まず岩間が残置を使わず抜け、折角持って来たからとフレンズで支点を作りロープを落とす。

  フレンズでとった支点がどうなっているかいるか心配で、私は結局ピトンを踏んで抜ける。

   フレンズ3つで支点を作ってあった。これなら大丈夫だろうが、やっぱり落ちたくない。

  核心の上がすぐ三俣になり、ここまで約1時間で一休みする。

 

   三俣を過ぎると水はなくなってしまう。4級の滝を過ぎスラブがでてくる。

  スラブといっても段々になっているので怖くなく、高度を稼ぐ快適な岩稜歩きだ。

  30分程登ると上部は泥壁になっているので、左の樹林に入ろうかとしたら、

  ちょうど赤テープがあり踏後っぽくなっていたので、そこから入った。

  10分ほどで稜線の登山道にでて、黒岳の頂上は目と鼻の先にある。

 

   頂上でビールを飲んでいたが、だんだん足先から冷えてくる。

  まだビールがおいしい沢の季節ではないんだと思った。

  山菜を探しながら下るが、目ぼしい山菜はみつからなかった。

 

   やはり、この沢に5つ星がついていたのは印刷ミスだろうが、

  水量が少ないので、水の冷たいオフシーズンに登るにはいいかもしれない。

  

   帰りに、高級旅館:真木温泉の入浴によってみた。

       11:00〜15:00  ¥1,000

 

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