一ノ瀬川 竜喰谷 (沢登り)

 

2005.5.2829  岩間 みー (記)

 

  

この沢は本当にいい。新緑の頃は特にきれいで、あまごもすれていないので私でも釣れる。

  うど・やぶれ傘・天然三つ葉と山菜も豊富で自然の恵みを満喫できる。

初めてこの沢に橋本師匠と来た時は、師匠は尺あまごを含む6・7匹を釣ったが私はあたりもなかった。

師匠の腕かと思い師匠を崇めたが、それは腕の差でなく餌の違いだった事が後に判明した。

ハーネス・ロープも要らず日帰りで初心者も充分行ける沢だが、

新緑の中のんびり沢の音を聞きながら一晩泊まる事にした。日帰りで行ったらもったいない沢である。

これで大雲取沢のようにホタルがいれば最高なのだが、そううまくはいかない。

 

 今日はのんびり起きて出発し10時到着する。

車をとめ本流におり、本流を渡り竜喰谷にはいる。

昨年、田中君達と大常木を遡行しようとしたが増水で泳ぎつけずにあきらめ、

この本流を遡ってみたが水量もそこそこあり(増水してたからかな?)時々でてくるナメ滝もきれいだった。

1時間半程遡行し車道にでて車に戻ったが、短いわりには楽しめた。

 竜喰谷に入り早速竿をだす。小滝があるが大抵は巻き道がついているので

直登しなければロープが必要なところはないし、巻き道もはっきりしている。

F7を手前から大高巻きをするところを水流沿いに行ってしまい、

逆くの字の滝をクライムダウンで戻り左の巻道に入る。

ここのあまごは簡単に釣れる。山女やあまごの場合、胴体に針が刺さって釣れる事が時々ある。

今回も竿を上げた時、あまごが横になって(普通は口が上のはず)いたが、どうして胴体に刺さるのか?

 この沢の最高のビバーク適地は大岩の先の二俣手前にある。2時頃到着し今回もここで泊まる。

焚き木を集めテントを張って泊まりの支度を整え、岩間は上流に釣りに行き、私は山菜を採りに行く。

今回も豊漁でかば焼きや塩焼きで頂く。やっぱり沢はいい。

 

 翌朝は目覚ましもかけずゆっくり眠っていたら、岩間が魚を釣って帰ってきたので起きる。

良形のあまごで朝からカバ焼きにして食べる。

この先は淵っぽいところが続くが簡単に脇を歩いていける。

橋本師匠が尺あまごを釣ったところで竿を出すが釣れなかった。

やがて奥の二俣になり、左俣にはいり間もなく大常木林道が横切り遡行終了となる。

 ここからうどとワラビを収穫しながら二の瀬の部落に降りる。

 

 

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