大洞川 井戸沢・惣小屋沢下降 (沢登り)

 

2004.7.1719 橋本 田中 みー 岩間(記)

 

   大幽東の沢へ行く予定だったが奥只見が大雨のようで井戸沢に変更。

  大幽東の沢の隣りのメガル又に入った釣り人のパーティーが土砂崩れのため亡くなった。

  井戸沢に変更して良かった。3日間とも雨にも降られなかった。

  下降は和名倉沢に行った時、市の沢を下降したので行った事がない惣小屋沢にした。

 

   1日目。大洞林道は土砂崩れのため、いつもの荒沢谷出合のゲートまで行けず

  かなり手前の市の沢を少し過ぎたあたりに車を止める。

  通常より2時間以上も余計なアルバイトとなり入渓。

   いくつかの小滝と釜が出てくるが問題なし。ここがかつての「通らず」か。ロープはいらない。

  5mほどのスラブ滝を越えるとキンチジミとなる。

   最後の高巻きからの懸垂の時、事件は起こった。

ザックを尾根上に置いてロープをセットしていた時、

こともあろうにオレのザックを橋本が落としてしまったのだ。

ザックを探しに降りていく私。幸い淵の横に落ちていて流されなくてよかったが、

サイドにいくつかの穴があき、中のビールは破裂していた。

しかし私には日本酒もある。負けない。(なんのこっちゃ)

 サワラ谷出合を少し過ぎたところでビバークする。伏流となっているため水は少なく、岩魚はいない。

いつもの事ながら、橋本は焚火はうまい。いったん火をつけたら後は管理する事なく燃えているのだ。

 

 2日目。7時出発。今日も小滝や釜を越えて行く。

  私達の先に泊まっていたパーティーに追いつきその後しばらく前後しながら行く。

  F3・F4・F5と越え、奥新左エ門淵はに入らないよう気をつけ、左の本流を行く。

   しばらく歩き、右へ直角に曲がった先にF6があった。悩んだが、少し戻ってルンゼを登り巻く。

  やがて渓は小さくなり、ササの中を行くと左に小屋の後が現れ、10分位で登山道に出る。

  将監峠に行く方が近いが、私達は惣小屋谷を下るので和名倉山に向かっていく。

  今日あたり、堀内さんが単独で和名倉山を将監小屋からピストンすると言っていたが会わなかった。

  (この時間には小屋に戻っていたそうだ)

   東仙波を越えたあたりの稜線にビバークする。

  シカ道にタープを張ったらしく、夜シカがピーピー鳴いてうるさかった。

  シカも一匹がピーと言ったら来なければいいのに、次から次へと来てはピーピー言っている。

 

   3日目。本日も7時発。

  緩やかな尾根を行き、水場の看板から右に下っていき、惣小屋谷に入る。

  谷も少し広くなってきた所から竿を出しながら下るがアタリはない。

少し行くとビバークの後があり、焚火の跡はまだ暖かかった。釣り人がいたみたい。

竿をたたみひたすら歩く。林道にでてからも長かった。

   

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