大洞川:荒沢谷桂谷遡行〜北雲沢下降 2016年7月2日〜3日 参加者 岩間 川島 みー(記録) |
7月2日 晴れ
林道が荒沢橋まで行けなくてなってから、ずっと行っていなかった大洞川。
以前から行ってみようと言っていた桂谷へ。
朝6時に小瀬スポーツ公園に集合し雁坂峠を越えて大洞川へ。
サメ橋で林道は通行止めになる。釣りと思われる車が数台停まっていた。
荒れた林道を1時間以上歩いて荒沢橋へ。この状態では林道は二度と復旧しないだろうと思われる。
時間短縮のため荒沢橋からは沢に入らず釣り人の踏み跡を辿って行く。以前は立派な道であったが、今日は目印を頼りに歩く。
桂谷手前でトラバースがザレていたため沢に下りた。
桂谷に入って最初の6mの滝。右からの巻も悪そうだったので滝の右から登る。
上で待っていたら、ドボーンと音がした。ここの沢は良く滑る。
上からお助けロープを投げて確保する。
15m斜瀑の巻きは岩間がロープをつけて空身で上がり荷揚げをする。
最終尾の私がロープを引いてトラバースして行くが、中途半端な所でピッチを終了させてしまった。さらにルンゼまでフィックスを伸ばし時間をとってしまった。
ルンゼまでトラバースしていけば、問題なく懸垂で降りられる。
30m6段滝は水が斜めに吹き出している滝は右の踏み跡を辿って高巻きする。
高巻き途中から見た二俣の景色は絶景であった。
その後に出てきた小滝は巻きが悪そうなので空身で左から登り、上からロープを出すがネットで記録を見るとこの滝について特に書かれていない。巻きを見落としたか?
傾斜が段々きつくなっていき、1360mの涸れ沢との出合の一画で泊まる事にした。
ビバーク適地はここしかなかった。
今日は全く釣りができなかったが、焚き火で豪華な食事をして私はいつものようにすぐに寝てしまったが、2人は遅くまで起きていたらしい。
(今日の食事)甘々娘、塩豚、ウインナー、豚汁 やっぱりトウモロコシは甘々娘が一番
<コースタイム>
サメ沢橋(8:10)―荒沢橋(9:27)―桂谷出合(10:27)―1360mビバーク地(16:00)
7月3日
晴れ
朝5時に起きて焚き火をおこし、朝ごはんを食べて出発。
出発して間もなく水が枯れたが、少し歩くとまだ水が出てきた。
昨日より傾斜が出てきたので高度を稼ぐ事ができる。時々出てくる枯れ滝とガレの本流を登っていくと登山道に出た。
登山道は高速道路のように整備されていた。
雲取山荘でジュースを飲んで、山頂には行かずトラバース道に入る。
最初の傾斜が緩い谷は地図で見ると少し下でガレマークがあるため下降を見送る。
その先はなかなか手頃な谷がなく、登山道合流の少し手前の谷から下った。
傾斜は問題なく下降していくと、滝が出てきてクライムダウンできないため懸垂をする。
その後も数回懸垂をしながら下降し菅ノ平に到着した。
ここまで来れば、後は釣り人の踏み跡を使いながら下降と思っていたのだが・・・
オオカミ谷と出合うと井戸淵になるが巻道がわからない。
ゴルジュの中を水に浸かって懸垂をしていく。
井戸淵に下降する岩間を上から見ていたら滝壺に足がつかず泳いでいた。
続いて私も懸垂でおりてロープを引いてもらい今年初泳ぎ。
すっかり身体が冷えたが歩いているうちに暖かくなってきた。
ベンガラの滝も巻道を探すより懸垂の方が早いので懸垂で下りた。
その後は踏み跡をできるだけ使って荒沢橋に戻り、長い林道を歩いて戻った。
車に着くと一息ついては「あ〜」とため息を3人とも繰り返し続けた。
大滝村の道の駅のお風呂に入って雁坂峠を越えて甲府に戻った。
<コースタイム>
ビバーク地(6:57)―登山道(8:50)―(9:50)雲取山荘(10:06)―林道(17:50)―車(18:12)
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