桧枝岐 実川:硫黄沢 日時 2015年9月5日〜9月6日 参加者 岩間 みー(記録) |
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今年は8月終わりから天候不順。新潟方面は天気が良さそうなので、桧枝岐の硫黄沢に行くことにした。
金曜日の夜、仕事が終わってから小出に向かう。
関越トンネルを抜けると雨が降っていた。小出I.Cで下りてコンビニから出ると土砂降りになっていたので、道の駅で車の中で寝た。
9月5日(土)晴れ
朝、起きると雨は止んでいた。桧枝岐に向かうダム沿いの道をクネクネと走り、恋ノ岐を横切り福島に近づくほど、枝沢の水量が落ち着いてきた。
尾瀬御池の駐車場を過ぎて、七入の駐車場に車を停めて出発。
七入山荘の横の林道をそのまま進むと、最初に横切る沢が硫黄沢。水量もそこそこあって先が楽しみになる。
うわさ通り少し臭い沢であったが、しばらく歩いていると鼻がマヒして臭いを感じなくなった。
岩に張りつたコケが5cmくらい水の下にあるので、少し増水している事がわかった。
堰堤を左から簡単に越えて歩いていくと二俣になる。水量が多いせいか、二俣付近は左岸から綺麗な支流がいくつか流れ混んでいて癒される。
途中でナラタケも収穫し、これは家に帰って佃煮にする。
小滝をいくつか越えていくと、ゴルジュの奥に直登できない15m滝が出て来た。
滝の近くまで見に行っていってから少し戻って左から明確な踏み跡を辿って高巻いていると、目の前に幅広のナメ滝が現れて思わず歓声があがる。
遠くから見ると登れるか心配であったが、近づいてみると傾斜は緩く軽いシャワーを浴びて登る。
その先に出てくる小滝、その奥にも滝が見えるが、両岸が切れたっているため登れない滝で、この巻きがこの沢の核心となる。
少し戻った土壁から登るのであるが、ここ最近の雨でグズグズになっている。アイスバイルを使って登りたいところだが、スラブの上に泥が少しのっている漢字でバイルがあまり利かない。
一段登ったところから泥壁を少しトラバースに灌木帯に入るところで補助ロープを出してもらった。
その先の様子がわからないので岩間がロープを出して岩の基部に沿って登る。沢に下りられそうなところから、上から確保してもらって沢に下りた。
ほっとしたが、その先はトロとなり、小滝から勢いよく水が流れ込んでいる。
お腹まで浸かって右淵を歩き、右壁のバンドにあがる。ちょっと痺れるトラバースをしてトロを抜けると焚火の煙が流れてきた。
すぐ先で先行パーティーが、すでにタープを張っていて、釣ったイワナも見せてくれた。
私達も、明日の天気予報は良くないことは知っていたが、泊まりたくなってしまった。
少し歩くと右岸に砂地の快適はビバーク地を見付けた。タープを張って、焚火の準備をした後に岩間に釣りに行ってもらい、
私は猫みたいにダラダラしながら御飯の下ごしらえをして、酎ハイとコーヒーを飲んで、今度はシュラフに入ってゴロゴロ。
ウトウトしていたらイワナを釣って帰ってきたので、晩御飯となる。
今日はスパークリングワインを持ってきたから、イワナはムニエルにするのだ。
イクラもとれたので醤油漬けにするが、こちらは日本酒が飲みたくなる〜
<コースタイム>
七入駐車場(9:25)−(10:55)二俣―(12:05)15m滝下―(13:28)テン場
9月6日(土)曇り
夜はたくさん雨が降ったので、朝は焚火に火をつけるのをやめてガスを使う。
今日は、ゴーロ歩きになる。だんだんヌメッてきて、滑って転んでしまった。
長いゴーロを歩き、ハング滝を越えると二俣が近い。沢床には赤いヌルヌルした泥がたまっている。
二俣は左に入り長池湿原に向かう。湿原の草が瀬が高く伸びていた。
西に車道らしきものが見えたので湿原を最短で横切ろうとしたが、そこは池塘でズボズボで、足ははまるし、なかなか抜けない。おまけに臭い。
岩間が踏み跡があるというので踏み跡に逃げると、踏み跡は南へと進みあっけなく車道に出た。
靴がドロドロなので側溝に流れ込む水で靴やスパッツを洗いながらバスを待つ。
20分程でバスが来たので、手を上げて止まってもらい御池駐車場へと下りる。
御池駐車場で七入に向かうバスまで待ち時間が50分ほどあったので、食堂であったかいキノコそばを食べた。
キノコもいっぱい入った少し甘い汁の蕎麦で、冷えた身体は温まった。
団体客いっぱいのバスに乗って七入で下りて、車に乗り換え、温泉でなくても早くお風呂に入りたいので御池の入浴施設に入り、またダム沿いの道を延々と走り小出に戻り、関越経由で帰った。
<コースタイム>
テン場(7:07)−(9:06)二俣―(9:43)車道
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