五頭山:小倉沢〜ハゲの沢 2015年7月4日(土) メンバー 岩間 みー(記) 曇り |
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今週末は天気が悪い予報だったため、海がない山梨県民なので海のものを食べながら新潟の沢に行くことにした。
以前、「新潟の岳人の沢登りは弥彦沢から始める」なんて記事を読んだので行ってみたら豪雪地独特の沢の詰だけのような沢で、新潟の岳人は逞しいと感心した。
そんな事もあってあまり期待しないでいったのですが、水量もそこそこで小滝やナメや滝が次々現れ、シャワークライムで楽しい沢となりました。
それでもやっぱり新潟の岳人は逞しいと思う。関東ではこんな沢に初心者を連れていったら、沢はやりたくないっていう人が続出すると思ってしまった。
金曜日の夜、明日出発にしようか迷ったが、やっぱり土曜日の夜は温泉でゆっくりしたいと思い、急きょ準備をして出発。
上信越道から北陸自動車に入り、途中のパーキングで車の中で仮眠。夜は雨が降ったため車の中でも快適に眠ることができた。
翌朝、磐越道の安田I.Cで下りて、村杉温泉を過ぎてどんぐりの森キャンプ場に向かう。
ゲート手前の駐車場に車と停めて出発。
五頭山登山道脇の踏み跡を辿っていく。滝上まで踏み跡を歩こうかと思ったが、初めて来たので高巻きになるのは承知で金剛の滝下から入渓した。
昨夜の雨で増水気味で笹濁りだ。標高900mとは思えない水量で、魚影も濃い。豪雪地の沢らしく沢幅の割には淵も深い。
金剛の滝は右から巻く。昨夜の雨で足元がグズグズしている。金剛の滝の右脇の小さい滝も一緒に巻いて、懸垂で沢に下りた。
次の布引滝は左から小さく巻くと、鎖があるが鎖の下にハシゴがぶら下がっていて笑える。
日本の渓流96のトポを印刷してきたのだが、ちょっとした小滝やナメは全て省略されているくらい小滝がたくさんある。
CS5mの斜瀑は、倒木を使って途中まで登り、抜け口が少しヌメッて悪いがそのまま抜ける。
確保用のボルトがあると書いてあったが、どこにあるかわからなかった。(ボルトがなければ確保するところがない。)
次から次へと現れる小滝は時々シャワークライムとなって楽しい。
3段の滝の一段目は登れるが、2段目がスラブで登れず右から3段目も一緒に巻いた。
朴木沢、奥の朴木沢と次々に沢が入る。
1:1で左から沢が入るが、右の本流を行く。
5m6m7mの滝と連続するが、一段目を登り、2段目は右から巻きに入る。7mの滝も巻いて灌木を使って沢に下りる。
トポにはない2mくらいの小滝をいくつも越えていくと、10mハゲ滝が目の前に現れる。
下部は水流沿いに登り、途中から左の灌木に逃げて登る。
暫く歩くと赤テープがあった。登山道に向かう踏み跡かと思ったが違った。
赤テープから2つか3つ目の小滝の手前の左岸が広くなっていて、登山道から水場に来る立派な道が来ていた。
水場への道に上がらず本流を詰めると藪漕ぎになるらしい。
五頭山の山頂に行き、どんぐりの森キャンプ場に向かう登山道を下って車まで戻った。
これだけ小滝が連続し、アプローチも短く下山も1時間半とは何とも素晴らしい沢であった。
村杉温泉に泊まって、海の幸&カニを食べて翌日はのんびり、小布施の栗おこわを買って帰った。
<コースタイム>
ゲート(7:51)−(8:11)入渓―(10:45)朴木沢出合―(12:15)水場−(12:35)五頭山(13;02)―(14:28)ゲート