二口山塊:穴堂沢遡行 桶ノ沢下降
2014年7月19日(土)〜20(日)
天気:霧雨
メンバー 岩間 みー(記)
金曜日の夜、仕事が終わった後に出発。
深夜割引が3割になってしまい、高速代が高く感じる。
中央道から圏央道、関越、北関東道、東北道と乗り継いで国見S.Aまで行きたかったが、事故で通行止めになり手前のパーキングで仮眠。
翌朝は6時半近くまで寝てしまい、あわてて出発した。
7/19
本小屋手前の穴堂沢にかかる橋の右岸にある林道を走り、1キロほどでゲートがあり車を止める。
霧雨の中、身支度を整え林道を歩いていく。1時間少し歩くと左から登山道が下りてくる。大東岳の稜線の登山道から下りてくる道のようだ。
それからまだまだ林道を歩いていくと、急に道が荒れて狭くなって道がなくなってしまった。
林道につられて歩いてきてしまったが、これは支流で本流との二俣はもう少し下だ。
岩間が偵察にいくと二俣では下りられそうもないというので、適当に横切って本流に出た。
梅雨明け前で水量は多く、少し濁っているが、ナメ基調の綺麗な沢だ。
小滝の上に大岩があって、その下を水が流れています。水量が少なければ大岩をくぐって抜けられそうでしたが、水量が多いので小滝を登って右から巻いた。
霧雨が降ったり止んだりで天気であったがナメが多くて綺麗で霧雨は気にならない。
しばらく歩くとゴルジュがあり、その奥に滝が見えた。手前の右岸の枝沢から登り、だいぶ上まで押し上げられたが、踏み跡っぽいところをトラバースして灌木と笹を掴みながら、滝の落口の上に下りた。
その先に足がつかない深い淵があり、ちょっと泳ぐ気になれず、これも右岸から巻く。
これで巻きは終わりかと思っていたら、綺麗なナメ滝が現れ、右岸の滝につけられたフィックスを使って高巻いた。
その後もナメが続き、二俣となった。奥の二俣は、左俣はナメが続きそちらに行きたくなるが右俣へ。
この辺りで泊まる予定であったが、天気がイマイチなので桶ノ沢避難小屋まで行く事にした。
しばらく歩いていくと、左岸沿いに登山道が現れたので登山道にあがり、権現峠に向かう。
権現峠の分岐から南面白山方面に向かい、鞍部から桶ノ沢に向かって下降する。
桶ノ沢を下降していくと、トイ状の滝が現れた。滝上からでは支点が取れずに懸垂できないので左岸を登り、適当なところから懸垂で下りた。
それ以外は懸垂なしで下降ができる。
大行沢から継続して桶ノ沢を遡行した時は、桶ノ沢はたいした事がなく感じたが、今日の桶ノ沢は素晴らしいナメに見える。
それだけ大行沢のナメがすごい「天国のナメ」と言われる所以だ。
小さいU字ゴルジュが出てきたが、水量が多いしあまり濡れたくないので、右岸からまとめて巻いた。
その後もナメが続く、いつまでたったら避難小屋になるのだろうと思いながらナメを歩いていくと、見覚えのあるU字ゴルジュっぽいナメが出てきて小屋となった。
避難小屋は私達だけで、酎ハイを飲みながら、濡れた服を着替えて、濡れた服を干して、焚火はないけど快適だ。
やぶ蚊が多いところではあるが、備え付けの殺虫剤をまいて、持参した蚊取り線香を焚いたので、小屋の中は虫もいなくて快適だ。
ステーキとミネステローネ、自家製フランスパンを食べてゴロゴロした。
<コースタイム>
ゲート(8:38)−入渓(10:25)−最初の二俣(11:23)−登山道(14:11)−下降開始(14:55)−避難小屋(16:50)
7/20
翌朝になると、水量はもっと増えていたが、今日は登山道を歩くだけ。
カスケ沢出合にタープとテントが張ってあった。豪快に流れ落ちる京渕沢にかかる大滝を見ながら歩き、登山口に出た。
ここから車道を歩いて車のところまで戻った。
二口温泉は閉鎖されていたので秋保温泉の市太郎の湯(800円)に入って、牛タンをたらふく食べて、松島に向かった。
松島でカキを食べて松島見物をして、旅館に泊まって翌日帰った。
<コースタイム>
避難小屋(6.52)−ゲート(10:25)
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