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武尊山:塗川西俣カラ沢 2013年6月8〜9日 岩間、戸島 みー(記) |
6月8日 曇り のち 晴れ
日帰りで行く沢であるが、6月は山菜とイワナでのんびり山行が楽しいとおっちゃんの知人の情報で、泊まりでいく事にした。
竜王役場に集まり、中央道から関越道に入ったが、高坂SA手前で渋滞にあってしまった。
沼田から片品村に入り、武尊牧場スキー場に向かう。
スキー場手前の西俣と東俣の分岐に車を停めて、身支度をする。
山菜係りの私は、先に出発し、ミツバ・ウド・ウトブキを採りながら歩く。
林道が終わり、入渓点でイワナ係りが竿を出すと、28センチくらいのイワナが釣れた。
ナメが続く綺麗な沢だ。竿を出しているので、なかなか進まない。
出だしでイワナが釣れたけど、先行者(釣人)が入っていたようで、当たりは少ない。
下流のネマガリは太くないが、やっぱり、この時期はタケノコが食べたいので、なるべく太いタケノコを探す。
壊れた橋まで一時間近くかかってしまったので、しばらくは竿を出さずに歩く事にした。
山菜を採ったり、竿を出したりで、赤土の壁より手前の右岸で泊まることになった。
焚き木は豊富で集めるにも労力がいらない。テン場の前で、今日、一番大きいイワナが釣れた。
テン場の端には、雪渓が残っている。
この時期の沢の晩御飯は楽しい、山菜・イワナづくし。
イワナの刺身、イワナのてんぷら、イワナとウドのかき揚げ、イワナの塩焼き、イワナの内臓とフキの煮物
山菜入りトン汁、タケノコの焚火焼き、ウトブキとウドの味噌和え、ウルイのおひたし、
<コースタイム>
車を停めた二俣(10:21)−(11:11)林道終点入渓―(14:20)テン場
6月9日 晴れ
今日は早く帰りたいので4時半に起きて6時半発なので、まだ水は冷たいが、今日も沢は綺麗だ。
これが赤土の壁とすぐに判る顕著な地形を過ぎ、20分程でシロビレ沢と出合、F1は左から巻く。
F2はロープを出して登ろうとしたが、岩が脆くて左から岩の基部に沿って巻く。
この辺りから、だんだん雪渓が多くなり、雪の上を歩くようになる。
山菜も豊富で葉巻きウルイや極上のウドを少しばかり、お土産に収穫する。
F3も巻いて沢に下りるが、次の3m滝の滝も登れず、左から巻く。
岩間が左の岩と泥の壁を、岩にしがみついて足を滑らせながら登る。
私はネマガリを掴んで岩の基部に沿って登ったが、私の身長でも狭っ苦しいので、後続には上からロープを出す。
4m2段のナメ滝は、中途半端に雪渓があり、滝に近づけない。
左の斜面を登るが、沢になかなか下りられず、ネマガリの中をトラバースし、斜面が緩やかになったところか下りる。
この後は、ほとんど雪渓で、沢がでているところは少ないため、この後の沢の様子は全くわからない。
中岳が正面に見える最後の二俣からは、傾斜が強くなった雪渓を登る。
フェルトソールでは、雪渓は歩きづらいが、藪漕ぎより楽なので、なるべく雪渓を登っていく。
最後に15分少し、久しぶりの強烈なネマガリ漕ぎをして登山道に出た。
暫くは登山道にも雪が残っていて下りやすかった。
そのうち、登山道は雪渓から流れ出した水で沢の下降をしているような状態であった。
標高が下がらないダラダラとした登山道を下っていくと、武尊牧場となるが、残念ながらリフトは動いていなかった。
スキー場をショートカットしながら下っていて、車まで戻った。
帰りは、かけ流しのささの湯に寄って、老神温泉街にできた「餃子のマンシュウ」に寄った。
安くて美味しかった。餃子のマンシュウは「日帰り入浴」もやっているので、
次にこっち方面にきたら、温泉入って餃子を食べようと思った。
関越道が渋滞していたので、佐久経由で帰った。
軽い荷物で日帰りも良いのですが、この時期は山菜が豊富でイワナも大きい。
泊まりがお勧めとの情報通りでした。
<コースタイム>
テン場(6:30)−(6:53)シロビレ沢―(11:23)稜線―(14:38)車を停めた二俣