|
笠科川タル沢ワル沢〜井戸沢(下降) 2012年9月2日 岩間、田中 みー(記) ←水が少ない! |
1日(土)の夜9時前に甲府を出発し、中央道経由で沼田に向かうが、渋滞に会ってしまった。
沼田I.Cで下りて、戸倉の潰れたガソリンスタンドの屋根の下でテントを張って寝た。
朝5時に起きて、鳩待峠に向かう道から分かれて、井戸沢出合に広いスペースがあったので、そこに車を停めた。
身支度を整え、出発が6:10となんとも早い時間に出発。
車道を暫く歩いて、車道がヘアピンカーブするところに架かる橋から入渓する。
岩は白くて綺麗な沢である。トポにはナメマークがなくても、全体的にフリクションのいいナメの多い沢だ。
間もなく1:1で右俣のタル沢に入る。入ってすぐに小滝が現れるが、快適に越えていく事ができる。
なかなか綺麗で楽しい沢ではあるが、利根川のダムの貯水量が40%しかないという水不足で水量が少ない。
第1ゴルジュもあっさり越えて、第2ゴルジュの「意を決して右に飛び移る」を楽しみにしていたが、
胸下まで浸かって簡単に越えてしまった。
「ちょっと残念だった。」と話しながら歩いていくと、トヨ状の滝が出てきて楽しませてくれる。
その先の二俣を右に入っても暫くはナメや小滝が続く。
広い小尾根にある1766mの小ピーク上のコルを目指して枝沢を選んで登っていくと、やがてネマガリの藪に入る。
上に向かってネマガリ漕ぎをするのはいいが、尾根上のネマガリをトラバースするのは厄介である。
広い尾根を越えて、井戸沢に向かって南東に下っていくと、すぐに沢形が出てきた。
井戸沢を、特に問題もなく下っていくと二俣となる。ここからはナメ、ナメ小滝が連続して楽しくて綺麗だ
歩いても歩いてもナメが終わらないし、綺麗な小滝をいくつもかけている。
とても綺麗な沢であるが、二俣より上はほとんどがゴーロなので、井戸沢を登ったとしたら、二俣上はうんざりするかも。
ナメ帯が終わる最後の滝だけ、補助ロープを使って下ったが、それ以外はロープなしで下る事ができる。
ナメ滝が終わるとゴーロになって、堰堤が出てくると、すぐ車道であった。
水量が少ないので、遡行時間も短く、車に戻ったのは10時であった。
新しい駐車場の入り口にある、「戸倉の湯」に初めて入った。500円で源泉かけ流し。
やや熱めヌルヌルしたとてもいい温泉だ。露天風呂も、かけ流しだけど、アブがいて落ち着かなかった。
素晴らしい泉質であるがが、シャワーが4つしかないので、混んだら大変だ。
時間があるので、渋川でヤナによって鮎料理を食べたが、お盆の東北ツアーに引き続き、社長に運転を頼んだ。
定食を頼んだけれど、ご飯が進まないらしい。鮎料理は「おかず」ではなく、すべて「つまみ」なのであった。
今回も、運転ありがとう。鮎はやっぱり日本酒でした。
<コースタイム>
車:井戸沢出合(6:10)−(6:24)入渓−(6:40)タル沢出合―(8:20)井戸沢下降開始―(10:20)車