西沢渓谷 行者谷

                                                    

2011.09.11(日)

 

岩間  みー(記)                             

 

<天 気> 曇り 時々 雨 

<コース> 

西沢渓谷駐車場(9:10)−周遊道(10:45)−入渓(11:15)

―二俣(11:45)−登山道(13:06)−駐車場(15:42)

 

 

入渓手前の核心

 

 

先々週は、四十八滝沢に行ったが、増水のため敗退だった。先週は、紀伊半島に甚大な被害を及ぼした台風の影響で山梨も雨が降り続いた。

前日は太刀岡山の正面壁に行ったのだが、ちっぽけな沢を飛び石伝いに行けず、靴を脱いで渡渉したので、今日も敗退となるかも・・・と思いながら家を出た。

西沢渓谷に着くと、やっぱり沢の水は多い。もう1週間近くも雨は降っていないが、奥秩父の山は保水力があるのだろう。

 行者谷は西沢渓谷周遊道の最奥にあり、アプローチが悪いのが欠点だ。

渓谷道は最近の山ファッションに身を固めた若い男女がたくさん歩いていた。遊歩道を歩くためにこんなにお金をかけて山道具屋さんはホクホクだろう。私が勤めていた業界も若い女の子の取り込みに成功していたら〜なんて思いながら長い遊歩道を黙々と歩く。

周遊道の最奥に着く頃には雨が降り出したが、暫くして小雨になったので軌道跡に入っていく。

数年前に来た時は、行者谷の手前の一箇所が崩れかけていて、念のため軌道にシュリンゲを掛けて通過したのだが、今回は崩壊箇所が2箇所あり、腐った丸太の上に新しい木が縛ってあった。

2箇所ともロープなしで通過するには恐ろしく、ロープがあっても腐った丸太は怖くて、ここが核心となる。

 核心を越えるとすぐ行者谷となり、沢には簡単に下りられる。

F1は、水量が多くて、登る気になれず巻く。

F2は、手前で左岸が崩壊していて、木が覆いかぶさっている。水量も多くて登れる状態でなくF2も巻く。

F3は、倒木が寄りかかっていたが登るのは困らなかったが、シャワークライムでびしょ濡れとなった。

F3を越えると、すぐ二俣となって少し歩くとナメとなる。今日は水量が多いのでナメはきれいだ。

ナメが終わると、小滝の連続となる。いずれも簡単な小滝を、軽くシャワーを浴びながら登っていき、ここが一番楽しい所だ。

右が被った小滝が最後の滝となるが、この滝を越えてすぐに左にトラバースをする事にした。

以前来た時に真っ直ぐ詰めたら、最後が背の低い針葉樹の藪漕ぎとなってしまったため、今日はそれを避けたかった。

一瞬シャクナゲが出てきたが、すぐにシャクナゲは切れて、小さな枝沢を横切ると、あっさりと登山道に出た。

 キノコを探しながら登山道を下り、軌道跡を延々と歩いて駐車場に戻った。キノコはハナイグチとタマゴダケが少し採れただけであった。

 

 

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