八ヶ岳:北沢

           

 

 

 

6月26日(日) 

 

 

 

岩間 細田 戸島 みー記

 

曇り 後 晴れ

 

 

 上越に行く予定が、上越の天気が悪いので、一番天気予報がいい近場の八ヶ岳の沢に行く事となった。

八ヶ岳周辺は夜に雨が降ったようで、道路が濡れていて、八ヶ岳には雨雲がかかっていた。

雪がない八ヶ岳なんて何年ぶりだろう?と話しながら、凍結の心配のない林道を走り、美濃戸まで入る。

ここで身支度をしていると、ゴーゴーと水流の音が聞こえてきて、沢を見ると増水気味であった。

まあ、これくらいだったら行けるだろうと出発。アプローチ1分で登山道から北沢に入る。

 最初は、普通の河原で水流も多いので、沢の横歩きでほとんど水に入ることなく歩けてしまい、つまらない沢を提案してしまって申し訳ない気持ちになってしまった。

いたる所がビバーク適地のように川岸が広く明るい沢で、仕方がないので梅雨の時期に出るキノコを探しながら歩く事にしたが、やがてナメや小滝が現れるようになる。

小滝はほとんどが直登できるか、簡単に両岸から越えることができ、ナメが続くようになって楽しくなってきた。

トイ状3段の滝は水量が多く、一番上で滑ったら3段流される事が確実で、誰か滑る事を期待する。岩間がフリーで登り、後はロープを出してもらって登る。やっぱり3段連続で流されるのは嫌だ。

 出発時点より、明らかに水量が減っている沢を歩いていくと、立派な15m大滝となる。これは被った滝で直登は不可能だ。登山道すぐ近くに、こんなに立派な滝があるとは想像した事もなかった。

大滝を左から巻くと、その上もナメだ。滝上からは滝の落ち口が見えて、なかなかの絶景である。

ナメを歩いていくと、登山道(林道)が横切るので上に上がる。この上からは堰堤がいくつか出てきて、沢は登山道脇を平行する事になるので、ここで終了とした。

 林道状の登山道を歩いて20分ほどで、駐車場に戻った。

 

アプローチなし、遡行時間2時間、帰りは20分で駐車場の戻ってしまうという半日も掛からない沢であったが、沢の半分以上は水量も十分にあるナメ、小滝も多く、大滝ありというのは素晴らしい。八ヶ岳にもこんな所があったんだと感心した。

東京から高速代とガソリン代を使ってくるには、北沢だけでは勿体ないと思うが、地元民には手軽に楽しめるとても綺麗な沢であった。

 

    

       ナメは続く               トイ状3段の滝             大滝

 

                               沢の記録に戻る