奥秩父:大血川 ワレイワ沢

           

 

 

 

5月22日(土) 

 

 

 

岩間 細田  みー記

 

晴れ

 

 今日はリハビリ山行という事で、朝6時半に竜王役場に集合し、雁坂トンネルを抜けて大血川に向かう。朝から大盛況の大血川渓流釣場を過ぎ、大血川入渓点となるヘアピンカーブ辺りに車を停めて身支度を整えている時に、天然ミツバを発見。帰りに収穫をする事にして出発。

沢沿いに付けられた道を歩き、2つ目の右から入ってくる沢がワレイワ沢だ。ワレイワ沢出合とその少し先は、リゾート地のようなビバーク適地があり、のんびりと魚を釣りながら、一泊で来た方が楽しめる沢だと思った。

新緑と青空の中を気持ちよく小滝を越えていくが、コバルトブルーの淵を楽しみにしていたが、ただの小さい淵であった。光の加減かもしれないが・・・

3:1で沢を分ける出合の手前の小滝で、落ち葉も積もって滑りやすいので岩間に上からロープを出してもらうが、それ以外は快適だ。イヌオデ沢出合手前の小滝2つは水流の中にホールドがあり、軽くシャワーを浴びながら登るが、手がかじかむくらい冷たくて、5月の奥秩父ってこんなに冷たかったかな?と思いながら登っていく。

イヌオデ沢出合を過ぎると小滝が連続し、それを過ぎると、水が全くなくなってしまった。暫らく伏流の中を歩いていくと、また水が出てきた。

 苔むした壁のような水流のない小滝を右から巻きあがると、なんと雪渓が残っていた。

それも一箇所だけでなく、枯滝と枯滝の間に雪渓がなんども出てくる。5月の奥秩父の標高1500mで雪渓がこんなに残っているのが不思議であった。左から入るルンゼにも雪が詰まっており、小さなスノーブリッジもあった。

トポによれば水流が枯れているところだが、冷たい水が豊富に流れている。

 このまま稜線まで雪がありそうな気配であったが、やはり奥秩父ではそんな事はない。やがて水は枯れた沢を詰めていくと稜線に出る。

稜線には登山者がゾロゾロと歩いていて驚いたが、三峰神社から雲取山に行く高低差が少ない人気のルートだそうだ。

今時の山ガール・山ボーイの服装に驚きながらも、一昔前のクライマーの間で流行った、尻ライン丸出しのテカテカのカラータイツに比べたら序の口だ。クライマーも今となってはナゼあんなタイツが流行ったのかわからないようだが・・・

 白岩山を越え、更に小さなアップダウンを繰り返し、お清平から太陽寺方面にトラバース道を歩く長い下山。

 

車に戻りミツバを摘んで、いつもの白龍荘で温泉に浸かって帰るが、細田宅で収穫したミツバで親子丼を作ってお酒を飲みながら自転車レースを見ようという事になり、自宅に寝袋をとりに戻り、いちやまで買出しをして細田宅に向かう。細田宅は私の職場のすぐ近くだった。

天然ミツバの親子丼は絶品!近くに住む吉田さんにも電話を掛け、宴会となった。

 

 

<コースタイム>

 林道入口(8:52)−(9:20)ワレイワ谷出合―(11:03)イヌオテ沢出合―(13:50)稜線―(17:16)林道入口

 

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