深南部 黒法師岳 (雪山)
2005.2.11〜13 井口(樅の木) 岩間 みー(記)
今年もまた井口さんと雪の深南部に行く。山梨では馴染みのない山ですが、遠州出身の私は身近な山である。
今回は、来るだけで疲れてしまうので、黒法師岳の登山口で泊まり中日にピストンとなる。
山梨から清水に出て高速で磐田まで行き北上する。水窪は本当に遠い、6時間コースだ。
マイカーなしで300名山をやっている堀内さんのために計画してあげたが、都合がつかなかった。
電車でいったらさぞ不便だろう。
車では戸中川のゲートまで入れるが、タクシーは水窪ダムまでしか入らないそうです。
11日。戸中山ゲートから林道を2時間程歩くと黒法師の登山口になる。
どこにテントを張ろうか探すが、林業小屋があったので泊まらせてもらう事にする。
焚き木を集めストーブに火をつける。
隙間だらけの小屋だが暖かい。食事の支度もストーブで済まし、夜はストーブの周りでごろ寝する。
12日。登山口の雪は深くないが凍っているのでアイゼンをつけ等高尾根の途中まで登るが、
雪が落ち着いて来たのでワカンにかえる。
等高尾根は途中からかなり急になり、雪も深くなりだんだん苦しくなる。
インターネットで記録をみると、ササが背丈以上にあって歩きにくいとあったが、
今回は雪に押さえつけられて倒れているようで、うっとうしさは感じないし、赤テープも沢山ある。
スーパー親父の井口さんは、カキにあったって食事もほとんど取れない状態でもラッセルする。
樹林がない黒法師岳直下のクラストした急登を、2人はワカンでスタスタ行ってしまった。
アイゼンのほうが歩きやすいかなと思い履き替えたら、モナカ雪で膝上20cmくらい入ってしまう。
2人に遅れること頂上に着く。
下りも2人はスタスタ行く。私はもと来た道を穴ぼこトレースに沿って引き返し、樹林帯でワカンにする。
井口さんがこういう所はスノーシューで充分行けるし、もっと楽だと教えてくれたので
スノーシューを買うことにした。
今日もまた林業小屋に泊まり、翌13日に林道を下る。
帰りは山王峡温泉しらかば荘で温泉に入り、遠州二俣でうなぎを食べて帰る。
温泉は350円で塩素消毒なしです。