八ヶ岳:広河原沢左俣

         (アイスクライミング)

 

         2016/1/11〜12 晴れ

   

            岩間  細田  みー(記)

 

 今年の正月山行は雪がないため、雪がないなりの楽しみで八ヶ岳阿弥陀北陵とジョーゴ沢にいった。

その後に雪が降り、三連休は雪山に行けるだろうと思っていたが、そのまま暖冬で雪は全く降らなかった。

広河原沢左俣が氷の回廊となっているとの情報を得て、この冬3連続の八ヶ岳になった。

 

 船山十字路までも全く雪はなく、ノーマルタイヤでも走れる状態。

林道を暫く歩くと雪は出て来たが、やっぱり雪は非常に少ない。

二俣のテンバでは風があたらず雪もない場所にテントを張り、テン場にいたパーティーに水が取れる場所を聞いて、水を汲みにいった。

一日目はゆっくり家を出て、二俣まででテントを張って終了。

 

翌朝は5時に起きるも、外が明るくなるまで待って7時にテントを出た。

河原沿いの道を歩いていくと通常左から巻く小滝から川床が凍っているためアイゼンを付けて氷の上を歩いて行く事にした。

情報通り、雪が無く氷のナメの回廊が続く。

F1は上からロープを出してもらって越えると、その上も氷の回廊が続く。

滝と滝の間は氷のナメとなって素晴らしい。

8m垂直滝で先行パーティーに追いつき、3人が登り終わるのを暫く待ち、岩間が空身でリードし、ザックは上から引っ張り上げた。

その上も30mのナメ滝も全くが雪がなく快適。先行パーティーがロープを出していたので、その横から追い越すが、

その先の最後の滝と思われる垂直滝にも先行パーティーが取付いていた。

氷の上は十分歩いたし待つのは嫌だと2人の意見は一致し、中央陵に出るため右の斜面に入った。

途中までトレースを追っていったが、藪を上へ上へと逃げているので、私達はそのままトラバースしていったら第2岩峰の下に出た。

下りは雪が少なくて、すごく歩きづらかった。

 テン場に戻り、テントを撤収して帰ったが、本当に素晴らしい氷の回廊でした。

 

 

アイスクライミングの記録に戻る