八ヶ岳:峰ノ松目沢(アイスクライミング)

 

1/8(土)~9(日)

 

 岩間  みー(記)

 

        

 1月8日(土) 晴れ

峰ノ松目沢の入口が特定できないので、前日に偵察をした方がいいだろうと土曜日にゆっくり出発。

美濃戸口についた時は駐車場はほぼ満車で、その後に着いた車はぶつけられても仕方ないような所にまで車を停めさせられていた。

途中で荷物をデポして峰ノ松目沢を偵察する予定であったが、この混雑ではテン場にも不自由しそうなので、赤岳鉱泉にテントを張ってから再度下って偵察に入る。

 峰ノ松目沢の入口は、北沢の登山道に入り、3つ目の橋を渡った所で、右岸の河原が広くなっているところで、それらしき2人組のトレースがあった。

右岸の河原には小さいルンゼが2本続けて入っているが、トレースは奥のルンゼに向かっていた。知らなければ迷うところだ。

少し歩いていくと沢は二俣となり、本流の右俣を歩いていくとF1があったので引き返すが、年末の疲れが残って足がとても重い。

赤岳鉱泉に戻ると、テン場は近年にない混み様で、小屋も240人泊まったらしい。

 

 

 1月9日(日) 雪

朝起きると稜線にはガスがかかっていて、やがて雪も降り出し、風も強い。

日の出前からヘッデンつけて取付に向かうパーティーも少なくなかったが、峰ノ松目沢はゆっくり出発しても誰も入った様子はなく、昨日のトレースを辿っていく。

F1は、なんなく越えられるが氷は硬い。

F2は、私がリードをするが氷がとても硬く、泣きをいれながら抜けて立ち木でビレー。

*その後に数個のナメ滝が現れるが、35mナメ滝は半分埋まっていた。

*35mナメ滝の上は二俣というより三俣状になっていて、真ん中を登っていくと、登山道から見える核心に滝となる。

*核心の滝は、岩間がリード。幅広滝の中間部の2段になっているところが登られているようだが、

今日は氷が繋がっていないので、左のツララを登るが、人が登っていないツララは段や穴がなく難しい。

 荷揚げをしてから、私もフォローで取り付くが、テンションかけ続けで、私には全く歯が立たなかった。

上からロープがきているので何でもありなのですが、手が張ってしまった。

 

稜線に抜けてもガスの中の強風だし、核心の滝を越えたので、ここから同ルート下降する事にした。

岩陰で一休みしてから、懸垂に耐えられるツララがあったので、ツララにロープを回して下降していくと、2人組みが登ってきた。

立ち木を使って懸垂していくが、懸垂用にロープ2本持ってきたが、一本で足りた。

人ごみの赤岳鉱泉であったが、ここは2パーティーしかいなくて、しかも裏同心より面白かった。

赤岳鉱泉に戻り、テントを撤収して帰ったが、年末年始の疲れがとれていなかった身体はそれなりに堪えた。

<コースタイム>

  赤岳鉱泉(:22)F1取付(:01)-核心の滝(10:00)F1取付(11:35)-赤岳鉱泉(12:11)

 

 

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