八ヶ岳 (アイスクライミング) ジューゴ沢氷がないよ〜硫黄岳 南沢大滝・小滝 平成20年3月29〜30日 岩間 フライマン みー記 南沢大滝はまだまだいける 平成20年4月4日 HATA他1名 |
ジョーゴ沢から硫黄岳へ |
4月4日
八ケ岳のアイスクライミングの練習は無事終わりました。
日陰のせいか氷もしっかりしていました。
ウィークデイなので誰もいなくこの一週間誰も入っていないみたいで少々ラッセルがありました。
気温次第ですが美濃戸の河原奥や南沢の大滝は中旬くらいまで大丈夫な感じでした。
アックスで割れる硬い氷や、気持ちよくアックスやアイゼンがが効いてくれる氷がミックスしていますが、快適でした。
3月29日 快晴
今シーズンもう一度アイスに行きたいと言うフライマンの要望で八ヶ岳であれば凍っているだろうとやってきた。
美濃戸までの林道は雪が残っていて、中途半端に解けた雪でワダチがボコボコになっていた。
今日は赤岳鉱泉にテントを張ってからジョーゴ沢に行った。
硫黄岳に向かう登山道のからジョーゴ沢に入るが、今日の踏み跡はなし。嫌な予感!
(写真はF2) |
F1:既に解けて水が流れていた。F2は登れるかも?と先に進む。 F2:上部の雪の状況がわからないのでロープを出す。 フカフカの雪でバイルが決まらず、最後のトラバース気味の乗越が悪い。 右の方が雪面の低いのはわかっているが、怖くて踏み出せない。 いつもの如く「トップで行くと言わなきゃ良かった」と弱気になる。 左手が辛うじてバイルが利く所があったので、雪を少し切り崩し無理やり越えた。 F3:どこにあるのか全くわからなかった。 雪は硬くなっていてラッセルはないので大滝まで行ってみる事にした。 大滝:氷の筋が横に1本あったのが大滝だろう。これも雪に埋まっていた |
ここまで来たが、凍っていたのはボコボコにされた「右ルンゼ左の氷柱」だけだった。
一つも滝を登らず引き返すのもつまらないので、硫黄岳まで抜ける事にした。
順調に高度を上げ、最後は稜線が低い右に行かず左にラインをとり、
最後の1ピッチを岩間がロープを引いて登るとピッタリ硫黄岳の頂上に出た。
氷は登れなかったけど、上に抜けられたから良しとして登山道を下りた。
頂上直下から左に降りる夏道は、雪壁となって下りる事ができず、少し先から下りた。
トレースがなくてガスっていると、下り口がわかりにくいだろう。
<コースタイム>
美濃戸(7:16)−(9:35)赤岳鉱泉(10:35)−(14:12)硫黄岳(14:24)−(15:26)赤岳鉱泉
3月30日 晴のち雪
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ボコボコ南沢大滝 ―すだれ状のトップロープの間を登る― この時期は氷も柔らかく段々になっているので、私にも登れるかとやってきた。 南沢大滝はスクールもあって大賑わい。トップロープ4本の簾状。 リードをしたいという私のために、一番楽な凹角ラインを快くあけてくれた。 絶対大丈夫と言い聞かせと登り始めるが、傾斜のない出だしでビビってしまう。 南沢小滝でウォーミングアップしてくれば良かったな〜。 「やめた方がいいんじゃない?今だったら引き返せる」と言っているガイドSの声が聞こえた。 傾斜がある所に出たら氷の状態がよく判り、大丈夫そうだと不安な気持ちがほぐれた。 氷も柔らかいし、足場は階段状で豊富だった。スクリューの跡を利用したりして抜けた。 南沢大滝はもう登りたくない岩間だったが、回収のため登ってくれて懸垂で下りた。 今回は、フィフィ使ってスクリュー打ったが来シーズンはもう少し綺麗に登りたい。 |
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南沢小滝 フライマンは大滝を登らなかったので南沢小滝に移動した。 知り合いのガイドMさんがお客を連れて小滝に来ていた。 小滝の状態は冬とさほど変わらないと言っていた。 水がしたたっている右側をさけて、岩間が真ん中にトップロープを張りに登る。 ガイドMさんは一番右が登りやすいとトップロープをかけた。 私は大滝登って手がパンプしているし、雪も降り出してきたので登る気なし。 雪があたらない木の下のんびりし、フライマンと岩間だけ登った。 赤岳山荘で「肉うどん」を食べ、ヒルサイドホテルでお風呂に入って帰った。 |