千波ノ滝 (アイスクライミング) 2008.2.17 天気 晴れ
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左のラインを登る先行パーティー |
ひょんな事から知り合いになったガイドのYUWA3から金曜日に千波の滝に行かないかと電話があった。
寒い日は続くものの1月にたくさん雨が降ったので千波ノ滝は登れないと思ったけれど、土曜日の昼休みに偵察に行ってきた。
道路から見ると結氷状態は微妙で行ってみなければわからないと見ていると、最終ピッチを登りはじめた人影がみえた。
早速「登れる!」とメールを送る。YUWA3から電話がなかったら今年もチャンスを逃すところだった。
千波の滝の看板前に翌日7時半に現地集合。少し上流の橋を渡り左岸に付けられたトレースに沿って歩く。
沢床はほとんど凍っておらず途中の滝も登れる状態ではなく、高巻く感じで取り付きに到着。
1パーティーが取り付いていたが、遠目で見たとおり氷は薄い。
<1P> YUWA3 9:20分スタート YUWA3と岩間は2人とも1Pをリードする気満々。 トップはジャンケンで決める事になり、YUWA3の勝ち。 左を登る先行パーティーの落氷を避け、右のツララを直上するラインをとる。 時々、シェイクしながら垂直のツララを登っていくが、支点は余りとれない。 40mくらい伸ばしたところで終了。プロのガイドは違うね!と思った。 続いて岩間が登るが「腕が張る」と頻繁にシェイクしている。 次に私。垂直なツララ部分は見た目よりもずっと長くて、足の置き場も少ない。 リーシュレスの2人と違い私はミヤザキホイホイをつけているのだが辛い。 今までトップロープを含めてでも一番大変なピッチだった。 |
この上もツララが続く |
<2P> 岩間 私は一番氷が安定していて傾斜が緩い2P目をリードする予定で1P目を一番最後に登ってきたものの、 手はパンパンに張ってしまった。2P目をつるべ状態で登るのはとても無理。岩間がリードする。 氷が薄いところを避けて直上する。 傾斜が緩くなった快適なテラスでピッチを切り、続いてYUWA3と私が同時に登る。 |
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<3P> みー 緩斜がないので私がいく。右側は岩が出ていたので、氷がある所から大きな岩を右から回り込んだ。 もう少し上まで行こうかと思ったが、ロープが岩に擦れて流れが悪くなるし、ここも広くて平らでフラットに足が置ける。 ここまで来れば終了点まで後1ピッチで届くので、短いがここで終了。 傾斜がないのでビレーしなくても2人とも登ってくるかな?と思ったが、 万が一を考えるとビレーなしで登る気は起きなかったそうだ。 |
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<4P> 岩間 13:26分終了 4Pは45m近くある。 下から見ると段々になっていて傾斜は緩いようにみえるが、 実際に登ると以外と傾斜が強く、一部立っている所もあって更に腕にくる。 やはり例年に比べると4Pも氷が薄いようで、 下から見上げる右上のツララがとてもきれいだった。 凍りついた倒木で終了。 下降は終了点からすぐ左岸の斜面にトレースがあったので辿る。 間もなく作業道にでる。林道をテクテク歩くと車道に出た。 車道を行くと一つ下の部落。1時間15分で車を停めた所まで戻った。 |
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