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北富士演習場〜小富士山 −月例山行− (スノーシュー) 3月15日(日)晴れ 雪が予想以上に少なく 登り 2時間20分 下り 1時間20分 のハイクになりました |
小富士山は山梨県と静岡県の県境にあり、富士山須走登山口の5合目に近い所にある山で、あまり知られていません。
私達も県境一週をやっている開拓クライマーから初めて聞いた山でした。
須走登山口の5合目から小富士山に行く登山道もあるのですが、今回は県境の沿って登ってみる事にしました。
朝6時に小瀬に集合し、東富士五湖自動車道を須走I.Cで降りて、須走登山口に向かう「あざみライン」に入る。
「途中から通行止め」と看板出ている所を通り過ぎて走っていくと、クネクネ道となる。
3つ目の右カ−ブの所で、北富士演習場に向かう右のダート道に入る。あざみラインはこの分岐で通行止めとなる。
この道はとても広いのだが、自衛隊のトラックの幅広のワダチができていて走りにくい。車高の低い車には不向き。
演習場のゲート前の広くなっている所に車を停めて出発。
スノーシューを担いで出発するが、すぐに雪が出てきてスノーシューをつける。
もっと雪がフカフカと思っていたのだが、クラストした硬い雪で、これは頂上まで続いた。
静岡県側は原生林、山梨県側は植林の県境に沿って暫らく歩いていくと、やがて原生林の森になる。
富士山が見慣れている形と違う。頂上は平らでないし、左右対称でないので変な気がする。
平らな雪原と錯覚してしまうような裾野を、真白い富士山を見ながらどんどん登っていくと、
樹林はみるみるうちに低い潅木になり、その潅木もなくなり1904mの小ピークとなる。
この辺りは、日当たりが良く火山灰の土が出ていた。
この先で、もう一度、樹林帯に入り少しの登りで祠がある小富士山の頂上になった。
富士山は真っ白で、振り返れば山中湖や河口湖も見えて、素晴らしい展望だ。やっぱり富士山は雪をかぶった姿が美しい。
暖かい春の日差しだが、ゆっくりしていると、だんだん寒くなってきたので、来た道をスノーシューの足跡を拾いながら下った。
スノーシューにはお勧めの山ですが、県境は登山道ではないので赤テープはありません。
夏には踏跡はあるそうだが、雪に覆われると踏跡はわかりません。
尾根も明確でなく裾広がりなので、特に視界が悪い時は赤テープが必須。
視界が良くても気をつけて歩かないと尾根を外してしまい、演習場の中に降りていってしまいそうです。
この山を教えてくれたクライマーさん、先に登ってしまってごめんなさい。
裏に見えているのは山中湖です |
小富士山山頂:富士山の形がいつもと違う |