夜の宴会

 

 小川山:クライミング・ロープワーク練習

 

         平成20年5月17〜18日

 

      岩間 堀内 畑 田中(18日参加) みー(記)

 

                      

 5月17日 晴れ 時々 ひょう

  朝はゆっくり出発。途中の畑さんの家でテンプラ用のウドを収穫。

 出発前にアカシアの花やタラの芽なども摘んでおいてくれたので、車の中はアカシアの甘い香りが漂っていた。

 信州峠を越えて小川山キャンプ場に到着。 

焚き木を集めテントも張って、泊りの準備をほとんど整えてからクライミングに出発。 

  まず、ガマスラブでフリクション利くのを体感。その後、1段上のガマルートに取り付いた。

 堀内さんは「靴が合わないから登らない」と言い山菜を採りにいった。

 

 <ガマルート>

 

  久しぶりのスラブは怖い。

ロープワークの練習も兼ねて短くピッチを切って

後続をビレーしていると天気が急変。

 3人目の岩間が登る時には「岩の上を弾む雨だな〜」と思っていたが

雨ではなくヒョウ。雷もなった。

スラブは濡れてツルツルになってしまいゴボウで登ってきた。

今日はここであきらめて引き返そうと、懸垂の準備をはじめたら

急に日が差してきて、岩が乾いていく。

もう1P登って様子を見る事にした。

  天気が心配なので細かくピッチを切るのはやめて、コーナーの上まで抜ける。

 トップの岩間が登っている時は、岩は乾いてなかったので登りにくかったそうだ。

 特に最後のコーナー状の所は水が流れていたそうだが、最後に私が登る時には岩は乾いていた。

  天気は大丈夫そうなので上まで行く事にした。

 モジャモジャした藪の中の2P登り、岩稜になる所でピッチを切る。 

 以前来た時は終了点を見落として右のクラックまで登ってしまったのだが、今回は終了点まで届かなかった。

 ピッチを切った所が違ったのか?

 なかなかいい眺めで高度感もあって気持ちがいい。

  懸垂2回で下りて、焚き木を拾いながらキャンプ場に戻る。

 

  キャンプ場に戻ると、堀内さんがタラの芽をたくさん採ってきていた。

 こんなに人が来るところなのに、よく見つけるものだと感心。

 焚火を起こして食事を始めると、またまたヒョウが降りはじめ、地面が白っぽくなるほど降った。

 雨は降ったり止んだりなので、テントに入ったり外に出たりを繰り返した。

 7時前には仕事を終えた田中君もやってきて宴会は盛り上がり、酔っ払いはおおいに酔っ払った。

  

                      

 5月18日 晴れ

 

  今日は、堀内さんはウド採りに行くというので、他の4名は「春のもどり雪」に行った。

 「日本の岩場」のトポを見ると河原からすぐ取り付く感じだが、それらしき所がない。

 「トムと一緒のすぐ横のガレ沢になんとなく踏み跡があるので登っていくとスラブがある」と教えてもらった。

 ガレ沢の右寄りにある踏み後をたどっていくと、やがて沢筋は小さく二俣に別れ、右にいくと広いスラブが広がっていた。

<春のもどり雪>

 

 岩間と畑/田中と私で組んでツルベで登った。

夜まで雨が降っていたので少々湿っぽかった。1Pの出だしが核心。

2Pは水が流れているところがあった。

2・3Pはボルトがないので潅木でランニングをとる。

4Pもボルトがない。

カムを持って来なかったので、潅木がある右よりに行ってしまい、

最後はイワタケの中を登った。

 懸垂2回で同ルート下降。4Pと短いがガマルートよりスラブが続く。

 

次に来る機会があったら、カムを持ってきてスッキリ登ろうと思った。

  まだ時間が早いし小川山に折角きたので、スラブのショートルートに行く。

 スラブはしびれるところが楽しい。

                   

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