雁坂峠〜水晶山〜古礼山〜雁峠

 (スノーシュー)

 

      2009.7〜8

 

     岩間  みー(記)

 

 

 

 3月7日(土)晴れ

  天気予報では日曜日の天気が悪いというので、行き先を変えて奥秩父へ。

 雁坂トンネル料金所の駐車場に車を停めて出発。

 今週は甲府盆地でも雨や雪がたくさん降った。

 雁坂トンネル周辺にも雪が積もっていたので、ゲートを抜けた所でスノーシューをつける事ができた。

 林道には足跡があったが途中で引き返えしており、ここからはトレースのない鹿と私達だけの山となった。

 雪は思ったより多く、終点林道まで1時間も掛かってしまった。

  登山道に入って暫らくは、沢沿いのなだらかな登山道で、雪は徐々に深くなってくる。

 登山道が沢から離れジグザクの登りになると湿った重い雪は更に深くなり、

 一歩踏み出そうとすると後ろ足が沈み込み疲れる。

 13時までに稜線に出られなかったら、雁坂峠泊まりにしようと決めて先に進む。

  ジグザクの登山道を時々ショーカットしながら登っていくが、

 やがて登山道は雪で覆われ、赤テープもなくなり(木がないから当然だけど)登山道が分からなくなった。

 一番低いコルに向かいトラバースし、潅木帯が切れた所から稜線に出た。

 看板やベンチがある雁坂峠よりだいぶ東に出たようだ。

  林道終点から3時間半も掛かったが、13時前に雁坂峠に着いたので雁峠まで行く事にして水晶山に向かう。

 15分ほど歩いた所で水晶方面から雁坂小屋に向かう分岐の標柱があった。

 水晶山への登りは、時々クラストしている所があったが、深い所ではスノーシューでも膝下まで沈む。

 南面となる下りはクラストしている所が全くないが、下りなのでそんなに辛くない。

  古礼山から先には小ピークがいくつかあり、だんだん少しのアップダウンも辛くなってくる。

 この稜線は赤テープがほとんどない。夏道は薮や小ピークを巻いていると思うが、

 登山道は判別できないので稜線に沿って歩いていくと、酷い薮だったり、岩の上に出てしまったりした。

  一旦雪原に下り、その先が2004mの燕頭山になるが、

 最初の小ピークから南に続く尾根を下り出すが、広い雪原がある雁峠が離れていく気がする。

 地図を確認すると、燕頭山の手前に小ピークあり、それを下りかけていた。

 少し登り返して、東に伸びる尾根に入り次の小ピークを登ると燕頭山と標識があった。

  燕頭山から雁峠に下る登山道も雪に覆われて分からない。

 下りだしてすぐに薄い薮の急斜面になり、こっちの南の尾根でいいのか地図を見たり、偵察に少し下ってみた。

 積雪期には人があまり入らないこのエリアは赤テープがないので2万5千の地図は必須だ。

 急斜面を少し下るとなだらかな明確な尾根となり、雁峠に続いているのがわかった。

 どんどん下って広い雪原の雁峠に出る頃には、すっかり股関節が疲れてしまった。

  今日は雁峠の小屋を借りる事に。

 雁峠の小屋は古く、一階は土の土間で埃っぽかったので二階に泊まった。

 雪を取りにツボ足で外に出ると、ズボズボはまってしまった。スノーシューは偉い。

 今日はよく歩いたし、なんだか疲れてしまって、ハンバーグシチューを食べて20時過ぎには寝てしまった。

 

 <コースタイム>

 トンネル(:15)−林道終点(:12)―雁坂峠(12:44)−水晶山(13:58)−古礼上(14:38)−雁峠(16:44)

 

 

 3月7日(土)晴れ

 今日は6時に起きて、カレーうどんを食べて出発。

少し下りた所の水場には水が流れていた。

斜面を下っていくと沢沿いに出て、急になだらかになる。

ここから林道終点までは何度か沢を横切るが、スノーシューを履いていても横切れるくらいだ。

 林道終点に出るとスキーのトレースがあった。

 だらだらと長い林道を下って、亀田林業の資材置き場があるあたりで雪がなくなった。

 スノーシューを背負うと重いが、足は軽くなった。

 間もなくゲートとなり舗装道を下って国道に出た。

  2人で荷物を背負って車の回収に行っても大変なだけという事で、岩間が空身で車の回収に行った。

 荷物番をしている私のところに、予想より早く35分で戻ってきた。

 お風呂に寄らずに帰ればサッカーを見られるというので、まっすぐ帰った。今年もヴァンフォーレは駄目かも・・・

 

  この山域は比較的なだらかな山でスノーシューに丁度いい。

 どうして、あまり人が入らないかチョット不思議だ。

 

 <コースタイム>

 雁峠(:45)−国道(10:29)

 

 

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