八ヶ岳 御小屋尾根から阿弥陀岳へ (雪山) 

 

2004.3.2021 岩間 高本 みー(記)

 

 

 昨年の冬、阿弥陀の南稜を登り御小屋尾根を下ろうとしたが、

雪が多く行者小屋に降りてしまい、いつか行こうと思っていた。

 

  車で美濃戸の上の別荘まで入る。歩き出しは、雪は少ないが凍っているのでアイゼンをつける。

御小屋尾根は八ヶ岳なのに人が入っていないようでトレースはない。

途中からアイスバーンがなくなりワカンにする。ラッセルはたいした事がなく交代しながら順調に進む。

  稜線に出て再度アイゼンに履き替え、高本さんと私はストックからピッケルにする。

新人の高本さんを間に入れて歩く。風に飛ばされ雪は少なくラッセルはないが、

やっぱりダブルストックはピッケルより早いのでスピードを落としてもらう。

岩稜ぽいところも所々あり、岩間が高本さんに教えながら行く。

  急坂を登り阿弥陀の頂上に着く。頂上はなぜかすごい雪で股下まであった。

阿弥陀ならいつでも誰かが入ってトレースがあるかと思ったがトレースがなくびっくりした。

ここは天気が悪くトレースがないと下山が難しそう。変な方向に降りてしまいそうだ。

岩間がバックステップでスッテプを切りながら降りて行く。結構長い距離で20mくらいあるかな?

急なところが終われば後は安定するので、一気に行者小屋まで降りる。

  行者小屋は土曜日というのに営業していなかったので、

どうしてもビールを飲みたい岩間さんは、もう歩きたくない高本さんを無視して赤岳鉱泉に向かう。

 

 翌日、美濃戸に下山し車を回収する

 

(コースタイム)別荘上(5時間)阿弥陀岳(1時間半)赤岳鉱泉

 

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