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巻機山〜白毛門 （雪山） 2006.5.3〜5 岩間 みー（記） |
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５／２の夜、仕事が終わってから佐久市経由で六日町に向かうが、
谷川あたりから雨となり、屋根の下にテントが張れるところを探し、
六日町駅ひとつ手前の塩沢駅の駐輪場にテントを張っていたら
警察に職務質問をされたが、「泊まってはいけない」と言われなく良かった。
５／３ 晴天
朝、巻機山登山口の清水に着くと、見覚えある山梨ナンバーの車が止まっていた。
中をのぞいてみるが間違えなく樅の木山岳会だ。似たようなところに来るものだ。
今年は雪が多く、車は清水の部落までしか入ることはできなかった。
スノーシューを置いていくか迷ったが、持っていく事にして７時２０分出発。
清水の部落が切れたとたん、１mくらいの雪で早速スノーシューを履く。
山スキーの人も多くすごく賑わっている。５０分程で桜坂に着く。
少し行くと急坂が続く。朝はとても寒かったが一気に気温があがり暑くなってくる。
日差しをさえぎる樹木がなく非常に暑く、行動用の水を節約しなくてはならなくなる。
その後傾斜は緩くなるがニセ巻機山の登りでまた傾斜がきつくなる。
ニセ巻機山から一旦くだり、右にみえる巻機山に向かい、やっと頂上に着く。
丹後山方面に３パーティーが向かっているのが見えるが、朝日岳方面にはトレースがついていない。
丹後山方面に縦走するほうがメジャーなのだろうか？と不思議な気がした。
頂上から見るといいテン場がないようにみえたので、１５分ほど下り笹薮を風よけにしてテン場にした。
しばらくすると、朝日岳方面から３人来た。やはり誰もこのコースに入らない事はありえない。
５／４ 晴天
できるだけクラストしているうちに距離を稼ごうと５時に出発する。
頂上からみた時はいいテン場がなさそうに見えたが、柄沢山までは泊まれそうな所は頻繁にある。
柄沢山を越えてもテン場になりそうなところは時々あった。
柄沢山の下りからは、アップダウンがきつくなり、尾根も少しやせてくる。
９時近くなると雪は腐りだし、スノーシューでは下りやトラバースが滑りやすくなる。
槍倉山のトラバースで遂にスノーシューをはずし、歩きやすいが重さが肩にくる。
ジャンクションピークは近く見えるが左から回り込むように尾根が続いていて
次から次へと小ピークが現れ、何度もガッカリする。
登りではスノーシュー・下りではアイゼンと履き替える。面倒だが重いのでずっと背負っていたくない。
ジャンクションピークへの標高差約２００mが今日の最後の登りだ。
１０時間歩き、朝日岳手前のコルで今日も笹薮の陰にテントを張るが疲れて食欲がなかった。
今年は雪が多いらしく、藪の中を歩く事はほとんどなかった。
朝日岳方面から北上してくる数パーティーにすれ違ったが、南下しているのは私達だけのようだ。
５／５ 晴天
前日の行動時間が長かったので、今日はゆっくり４時に起きて６時前に出発する。
朝日岳から南は巻機山にくらべ雪も少なく、クレバスが成長しているので
スノーシューを背負い、アイゼンで歩く事にした。
白毛門から先の下りが大変という話だったが、天気も良く雪も充分にありトレースあるので一気に下る。
ブロックがあちこちで崩れているようでガラガラといろいろな方向から聞こえてくる。
松木沢の頭から２００mくらい下までは雪があり下りが楽だったが、雪が突然なくなり歩き辛い。
湯檜曽川は見えてくるがなかなかつかない。
やっと登山口に出て車道を歩いて土合駅に着く。
レストハウスは閉まっていて、近くのドライブインまでビールを飲みに行く（ここは持ち帰れない）
土合駅から六日町駅まで電車にのるが、どうして土合駅は下り線ばかり４百何十段も階段を下るのだろう。
電車の窓からは巻機山が良く見えた。
途中の駅には、高校生くらいの女の子が一眼レフで電車の写真を撮っていて、父親らしき人が後を歩いていた。
珍しいなあ〜女の子の電車マニアなんて・・・連休を利用して遠出して来たのだろう。お父さんも大変
六日町からバスに乗り車を回収に行く。
折角だから、清水名物の「山菜だらけそば」を食べにいく。
お風呂にいれてもらえるか聞いてみたら２０分後であればOKとの返事。
一部栽培物の山菜もあるが、笑えるほど山菜が入ったそばを食べ、どっと汗が出たところでお風呂に入り帰る。
「山菜だらけそば」は自分自身で山菜を採る私達でも絶賛する味だった。
「山菜だらけそば」 ￥７００ 入浴 ￥５００
清水（６:00）巻機山下のテン場（10:00）朝日岳手前コルのテン場（5:00）土合駅
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こんな感じのテン場は豊富 |
５月になるとクレバスも多い |
