行先  安房山(シーハイルルート)

日時  2017227(火)

参加者 細田(単独)

 


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月中旬に脚の調子が悪くなり出遅れたが、春一番が吹く前になんとか一本行けた。

駐車ができるかどうか事前に中の湯に確認。平日で空いているので問題ないとのこと。

 

700過ぎに到着し、フロントで駐車代を支払う。500円。山行計画書も受け取ってくれる。

朝食をとってのんびり準備し、830に出発。昨年時間切れで逃したシーハイルルートが目標である。

 

2月も末で部分的にクラストしているところもあり、最初からクトーをつける。

林道に一段上がって、もう一段ショートカットを試みるが、足元の雪が崩れて登れず下の林道に戻る。いきなりタイムロス。

昨年同様、林道を回り込んで尾根にとりつく。ツボ足のトレールがあったが、50mくらい上ったところで終わっていた。

ここから先はトレース無し。

雪は締まっており、潜っても脛程度だが、パウダーを一人でラッセルしていくのはきつい。

足元の雪が固まらずずり落ちることも多い。

日が当たる面になるとクラストしていてクトーが役立つ。

 

小休止を入れながら登り、1911mピーク南の鞍部まで2時間かかった。今日は他に登山者もおらず完全に一人のようだ。

 

ここから稜線伝いには、登りのトレースが残っていた。

中の湯の裏側の通常は下りで滑る斜面を登ってきたもので、前日あたりにつけられた感じ。

ありがたく使わせてもらう。

 

山頂稜線の直下でヘルメットとゴーグルを拾う。歩きながら落として気づかなかったのかもしれない。持って帰ることにする。

昨年同様、樹林帯に入ったり雪庇の下を歩いたりしながら、山頂稜線にたどり着く。

 

昨年山頂は踏んでいるので、今年はもう行かない。(笑) ここから山頂までが結構大変なのだ。

行動食をとり、シールをはがして、滑降の準備をする。 

右寄りの斜面から北西にドロップ。そこそこ急(30度くらいか)な斜面を、樹木を縫って下っていく。

左寄りに滑っていくと、さらに左に白い斜面が見える。

「噂の無立木斜面はあれだな。」と思い、大きくトラバースすると、大斜面に出た。

これはすごい。小舟の底までずーっと斜面が続いている。

しかも、北面なので、2月末の好天後でもパウダーがバッチリ。

さらに、前々日の週末に人が入っていないようで、ノートラック。

最高である。滑っていて快適すぎて叫びたくなる。

勿体なくて、あまり飛ばせない。

下るにつれて重くなるが、引っかかるほどではなく、小舟の底までパウダーであった。

至福の一本である。しばらく余韻に浸る。

 

さて、ここからが悩ましいところで、中の湯に戻るためには1911mピークの稜線まで登り返さなければならない。

シールを張って、登りにかかる。

標高差250m程度、西斜面で雪が固くなってきておりラッセルは大したことはなかったが、最後の50mほどが樹林が密で歩きにくい。

右寄りに行った方がよかったようだ。

稜線ではテルモスの飲み物を飲み、行動食をとって大休止。

 

ここから中の湯までは下るだけ。左に寄ると日に照らされた雪がクラストしている。

右に行くとパウダーが残っている。

快適に滑って中の湯に戻ることができた。

 

中の湯 8:30 ― 安房山山頂稜線の肩 12301300 小舟 13301350 ― 中の湯 16:00

 

 

  

 

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