妙高・火打山 山スキー

          日時  2014年5月2〜3日

参加者 細田(記)、山崎、他1(Yさん)

 


今年のGWは、カヤック仲間で山スキーに行くことになった。
外部参加のYさんは登山経験が乏しいので、危険が少ないところということで、妙高に行くことにした。


5月2日(金) 晴れ

前夜、松本の山崎さん別宅に泊まり、早朝笹ヶ峰に向けて車を走らせる。連休の谷間なので笹ヶ峰の駐車場は空いていた。
今回は、高谷池ヒュッテの小屋泊なので、荷物が小さい。ザックはピープスの36Lを初使用。
山崎さんとYさんは、最近のBCスキーヤーらしく、最新の道具をそろえている。私は、ブーツが壊れて新調した他はもろに山屋スタイル。

のんびり準備して9時に出発。
黒沢は割れているという情報をつかんでいたので、夏道で富士見平を目指す。
登山口で7,8人の学生パーティと会う。ザックがバカでかい。法政大学ワンゲルだそうだ。

少し歩いたところで、私のストックからリングがはずれるというトラブル。

ゲレンデ用のストックのリングを交換して持参したが、交換した時に金具をきちんとつぶさないまま刺したため、固定が甘い。

その後も何度かはずれたが、固定し直してなんとかもたせる。
ただ、今のゲレンデ用ストックはリングが小さいのに合わせてリングの先の部分が短くなっており、これに大きなリングをつけると雪面に刺さりにくくなる。

昔はBC用の多段ストックが重かったのでゲレンデ用を流用していたが、今は軽くなってるし、来シーズンは買うことにしよう。

この時期入山者は多いのでトレースが残っており、ルートは明瞭。

黒沢を渡る際に橋を使わないと面倒なのだが、特に問題なく橋が見つかった。
橋を渡って山腹を左から巻くのだが、つぼ足で直登気味に登る学生にひかれて山崎さんが上を目指してしまい、声をかけて引き戻す。
八丁坂の下に出て、さらにシールでジグザグに登るも、最後の部分は雪がつながっておらず、スキーを担ぐ。

この時期に何度もここに来ているが、スキーを担いだ記憶は無い。今年は雪が少ないのだろう。
ピープスのスキー用ザックは、こういう時の操作は簡単に行えて、便利だ。

稜線に出てからもしばらくは傾斜が強いのでスキーを担いだまま進み、ゆるくなったところで再びスキーをはく。

程なく富士見平に到着し、展望が開ける。何度来ても良いところだ。
山崎さんとYさんも到着。ここまで来れば、高谷池ヒュッテが見える。あとはトラバースのみ。

ゆっくり歩いたので時間はかかったが、3時には高谷池ヒュッテに着いた。
休んでいるというYさんを残し、細田と山崎さんは小屋の北側の丘に登り、1本滑った。

さて、今日はテントではなく、高谷池ヒュッテ泊。ただし、自炊。

ここは、自炊室に調理道具一式、食器、おまけにガスコンロまであり、本当に食料だけ持っていけば自炊ができるのだ。

常連客が持参するのか各種調味料まである。
この日は、宿泊者20名余りで、自炊は我々の他にどこかの自衛隊パーティが7、8人いた。

自炊室はあまり広くはなく、これで大体満室状態。豪華な食事で盛り上がる自衛隊パーティを後に、我々は早めに床に着いた。

5月3日(土) 晴れ

今日は影火打の南面台地を滑る予定で小屋を出発。まず、火打をめざす。
山頂まで半分くらいきたところで、Yさんが、体力に不安があるので小屋に戻るとのこと。

特に問題があるような場所ではないので、一人で戻ってもらい、私と山崎さんは山頂へ。
山頂で自衛隊パーティと一緒になり、話を聞いたところ、笹倉温泉に下りるとのこと。

今年は雪があまり多くないが、温泉付近までなんとかつながっているようだ。

大休止の後、シールをはずしてスキーをはき、影火打との鞍部から南面台地に滑り込む。

標高差500m余りの一枚バーンで、快適そのもの。写真をとりながらどんどん下る。

楽しい滑降はあっという間に終了し、地形が平らになる手前あたりで左側の沢に滑り込む。
シールを再びつけて、天狗の庭をめざして登り返し。小屋に戻るとYさんが中で読書をしていた。

今日から4連休で、ぞくぞくと人が上がってくる。

小屋は今日は70名強の宿泊者で、ほぼ満室らしい。なお、高谷池ヒュッテに宿泊するには予約が必要となっている。

(営業期間外は3階のみ解放。予約不要。)

後は帰るのみ。富士見平で休んで、往路を戻る。八丁坂の上部でスキーを担いだ他は、駐車場まで滑って下った。

 

 

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